日本の交響楽団・定期演奏会プログラム(2020年2月)
2月は、8月に次いで定期演奏会がお休みになるオーケストラが多い月。今年の場合は何故かロシア音楽を取り上げる団体が多く、特にショスタコーヴィチが数多く聴けるのが目立ちますね。 チャイコフスキーの「冬の日の幻想」は大阪と広島で、プロコフィエフの...
2月は、8月に次いで定期演奏会がお休みになるオーケストラが多い月。今年の場合は何故かロシア音楽を取り上げる団体が多く、特にショスタコーヴィチが数多く聴けるのが目立ちますね。 チャイコフスキーの「冬の日の幻想」は大阪と広島で、プロコフィエフの...
2020年はベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーということで一年を通してベートーヴェン作品が数多く取り上げられると思いますが、早速1月から多くの団体でプログラムに上がっています。 それを別にすれば、日本初演となる作品が多いのも目に付きま...
12月は第9の季節。現在では定期演奏会でベートーヴェンの第9交響曲を取り上げるオーケストラはありませんが、特別演奏会の形で演奏するのが常態化してしまいました。そこで「なぜ第9は年末に演奏されるのか」という問いに対して間違った回答が流布してし...
11月のプログラムを紹介する前に、先月の変更から。 日本列島に広範囲な影響を齎した台風19号により、10月12日に予定されていた音楽会の多くが中止になりました。当欄で取り上げた定期では東京交響楽団第674回、名古屋フィル第472回の2日目が...
個人的に見た10月の注目コンサート、北から順に取り上げると、札幌のバッハ・シリーズ(ポンマー指揮)、ピカピカの高崎芸術劇場でオープン後最初の定期となる群馬(何とラザレフ指揮)、すみだとサントリーでの未完成競演(上岡指揮とノット指揮)、スッペ...
秋の音楽シーズンが始まる9月、先ず9月1日には山形交響楽団の定期が行われますが、この会は8月31日との二日公演。内容は8月のプログラムで紹介しておきましたので、そちらを参照してください。 さて9月に活躍が目立つのは3人。先ずハインツ・ホリガ...
8月も定期演奏会を行うのは、次の5団体です。札響と京響は8月定期は毎年のことですが、九響の場合は今シーズンのスタートが6月だったためにずれ込んでいるためでしょう。山形は二日間公演、8月最終日と9月初日に跨りますので、ここで紹介させて頂きまし...
最初に6月定期の変更から。東京都響第880回定期で指揮するペンデレツキが、体力的にコンサート全曲を指揮することが困難とのことで、最初の曲目であるペンデレツキの自作・平和のための前奏曲のみマチェイ・トヴォレクが指揮すると発表されました。ペンデ...
6月定期は、各オーケストラとも比較的オーソドックスな作品が並んでいるようです。個人的には鈴木優人がオール日本人作品を振る関西フィル、ブラッハーの弾き振りでメインにベートーヴェンの第4交響曲を持って来たOEK、バッハの複数台数チェンバロ協奏曲...
言うまでもなく、今月は令和元年5月となります。各オーケストラとも令和最初の定期となりますが、奉祝という意味を籠めて定期を開催するのは、恐らく大阪交響楽団のベートーヴェン第9一曲のみのコンサートだけでしょう。 他は例月と変わりないプログラムで...
2019年4月の定期演奏会と言えば、誰でもが思うことでしょうが、平成最後の定期ということ。多くのオーケストラにとっては新しいシーズンの開幕でもありますが、敢えてそれを意識して新シーズンは新しい元号の元で、という方針のオーケストラもいくつかあ...
2月の定期演奏会で最初に注目したいのは、9日にハンス・ロットの交響曲を二つの団体が取り上げ、しかも見事にバッティングしていることでしょう。川瀬賢太郎の指揮する神奈フィルと、ヤルヴィのN響。演奏される機会の少ない2曲が重なるのは偶然か? 不幸...
最近のコメント