銀座音楽商戦
今年初めての銀座、例によって仕事途中の市場調査です。
ヤマハは今日が現店舗での最終営業日ということでしたが、平日の日中にも拘わらず、結構な人が入っていました。
在庫品が大分捌けているようで、各コーナーとも空きが目立ちます。
特にCD在庫品は50%引きということで、人だかりがしていました。ヤマハは国内盤しか扱いませんから元々割高なのですが、さすがに半額となると、この機会にと考える人が多いのでしょうね。私は最早CDにはほとんど関心が無いので調査だけ。
楽譜も安いかと思って下に降りましたが、ここは割引なし。従って何も買わずに銀座7丁目はパス。
次に4丁目に移動し、山野楽器・銀座本店を調査。何とここにも本店改装の案内が出ていました。改装ブームですね。
期間は1月25日から3月27日まで。グランドオープンが3月28日と、こちらは短期間です。この間は店舗を閉めるのではなく、7階ホールを使って仮営業する由です。
クラシックCDは現在3階でジャズと同居していますが、改装後は2階に専門フロアとして独立するのだそうです。階が一つ降り、在庫も4万点に拡張するそうで、クラシック衰退傾向の中では珍しい戦略ですねえ。大丈夫かしら。
楽譜も現在の5階から3階に降り、スペースは2倍、クラシック楽譜は更に充実するという謳い文句が書かれていました。ありがたいことです。
その前景気か何か判りませんが、ささやかな楽譜・音楽書のバーゲーンをやっています。これは前年末から実施していましたが、対象は輸入品のみ。
楽譜といってもあまり一般向けのものではなく、ショット社とブージー社の現代作品がほとんどです。私は大いに関心がありますが、それでも手の出せないものが大半ですね。但し、安いですよ。
その中にティペットのピアノ協奏曲と同じティペットの前奏曲があったので、買ってしまいました。2冊で2000円。普通に買えば2倍以上するでしょうね。お買い得。
このセールは1月中旬までやっているそうで、そのあとは出版社を入れ替えて第2弾を計画中とのことです。興味ある方は覗いて見て下さい。ペンデレツキ、ヘンツェ、ティペット、ハルトマンなどですが・・・。
ここで出されている楽譜は、普段山野では在庫していないものばかりです。多分、山野はアカデミアと連携しているようなので、本郷では売れないものを銀座でなら間違って買う人もいる、という判断かも知れませんね。こんなこと書いたら怒られそう。
山野が新装なれば、わざわざ本郷に出向かなくとも銀座で手に入る楽譜が増えるかもしれません。4丁目と7丁目の決戦の火蓋が切って落とされるのかな。ジャジャジャジャ~ン。
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