ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル(18)

第112シーズンの2回目です。

1954年1月28・29日 カーネギーホール
 モーツァルト/歌劇「後宮からの逃走」序曲
 モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
 R.シュトラウス/プルレスケ
 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/ルドルフ・ゼルキン

1954年1月30日 カーネギーホール
 バッハ=オネゲル/組曲
 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
 メニン/交響曲第3番
 コダーイ/ガランタ舞曲
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/バイロン・ジャニス

1954年1月31日 カーネギーホール
 モーツァルト/歌劇「後宮からの逃走」序曲
 ベートーヴェン/交響曲第1番
 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
 コダーイ/ガランタ舞曲
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/バイロン・ジャニス

1954年2月4・5日 カーネギーホール
 ハイドン/交響曲第80番二短調
 コープランド/バレエ組曲「アパラチアの春」
 ドビュッシー/管弦楽のための映像
 ラヴェル/道化師の朝の唄
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス

1954年2月6日 カーネギーホール
 ハイドン/英国歌劇のための序曲
 ハイドン/交響曲第80番二短調
 メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第1番
 シェーンベルク/ピアノ協奏曲
 ドビュッシー/管弦楽のための映像~「イベリア」
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/ジェームス・マシネス

1954年2月7日 カーネギーホール
 ハイドン/英国歌劇のための序曲
 ハイドン/交響曲第80番二短調
 コープランド/バレエ組曲「アパラチアの春」
 ドビュッシー/管弦楽のための映像~「イベリア」
 ラヴェル/道化師の朝の唄
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス

1954年2月11・12日 カーネギーホール
 R.シュトラウス/歌劇「アラべラ」第3幕への前奏曲
 R.シュトラウス/歌劇「影の無い女」幻想曲
 R.シュトラウス/歌劇「インテルメッツォ」三つの交響的間奏曲
 R.シュトラウス/家庭交響曲
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス

1954年2月14日 カーネギーホール
 R.シュトラウス/歌劇「アラべラ」第3幕への前奏曲
 R.シュトラウス/家庭交響曲
 R.シュトラウス/歌劇「影の無い女」幻想曲
 R.シュトラウス祝典前奏曲
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス

1954年2月18・19日 カーネギーホール
 チマローザ/歌劇「美しきギリシャ人」序曲
 ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲と管弦楽曲抜粋
 ファリャ/讃歌(アメリカ初演)
 シューベルト/交響曲第2番
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス

1954年2月21日 カーネギーホール
 チマローザ/歌劇「美しきギリシャ人」序曲
 ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲と管弦楽曲抜粋
 シューマン/ピアノ協奏曲
 ファリャ/讃歌
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/ゴンサロ・ソリアーノ

1954年3月22日 カーネギーホール
 バッハ=ベッセンロート/
 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
 ショパン/ピアノ協奏曲第1番
 ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ピアノ/アルトゥール・ルーピンスタイン

1954年3月25・26日 カーネギーホール
 チャイコフスキー/組曲第1番~序奏とフーガ
 チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
 チャイコフスキー/交響曲第5番
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ヴァイオリン/ジノ・フランチェスカッティ

1954年3月27日 カーネギーホール
 チマローザ/歌劇「美しきギリシャ人」序曲
 ラロ/チェロ協奏曲
 プロコフィエフ/交響曲第5番
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  チェロ/ラースロ・ヴァルガ

1954年3月28日 カーネギーホール
 チャイコフスキー/組曲第1番~序奏とフーガ
 シューベルト/交響曲第2番
 チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
 ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
  指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
  ヴァイオリン/ジノ・フランチェスカッティ

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1月28・29日はゼルキン・ディですね。一晩で協奏曲3曲は凄い。

1月30日のオネゲル編曲のバッハは聴いてみたいもの。管弦楽組曲をアレンジしたものでしょうか、詳細は不明です。確かマーラーにも同じ趣向のものがありましたよね。
この日のメニン Peter Mennin (1923-1983) はペンシルバニア州エリーに生まれ、ニューヨークで没したアメリカの作曲家。交響曲は9曲!残されています。

2月中旬のリヒャルト・シュトラウス・プログラム、個人的には大いにそそられる内容です。録音は残っていないのかしら、是非アーカイヴを探して下さいな。

2月18日、チマローザの序曲は珍しいものだと思います。チマローザは歌劇を76曲も書いていますが、現在でも聴かれるのは「秘密の結婚」くらいのものでしょう。「美しきギリシャ人」というのは簡単な音楽事典でも載っていない作品です。

 

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