自然ネタ

というよりも、暇潰しネタです。
昨日は昼休みもせずに篭り切って仕事してましたが、今日は昼に一段落しましたので、暑さ加減を体験してきました。ほんの5分で、もう結構。

このところセミを題材にしてますが、際物ですからもう一つ。思考停止状態なので小話としては古典に属するものを紹介しましょう。

今日はアブラゼミとミンミンゼミが最盛期ですが、ニイニイゼミもまだ鳴いていますね。これはチョッとした驚き。
それにツクツクボウシも増えてきました。秋は直ぐそこ。
昨日聞いたクマゼミはいませんでした。今朝の千葉の地震で一区切りついたんですかね。

今年は霧が峰に行く過程でエゾゼミとヒグラシを聞きましたから、全部で7種類の蝉を聞いたことになります。まあ、当たり年でしょうか。

昔は東京でも普通に聞かれたのに、近年は郊外に行かないと出会えなくなったのがヒグラシです。
数あるセミの中で、名前に「セミ」という文字が入らず、鳴き声でも季節や地方を表す文字でもない名前を持つのが「ヒグラシ」。「日暮し」とも「日暗し」とも解釈できますが、やはり鳴き方が風流で、古から歌人の詩心をくすぐってきたようです。

このセミは漢字も特別なものを持っています。
“ヒグラシって漢字でどう書くの?”と問われれば、
“虫偏にシュウですよ”と答えます。
“シュウ、ってどの字?”
“中国の王朝のシュウ!”

なんてやり取りをしても、結局は意思が通じません。そのうちヒグラシが“カナカナカナ”と鳴き出したんで、
“あっ、やっぱり仮名でいいんだ。向こうでそう言ってる”

***

そのヒグラシ、東京都心にはいなくなりましたが、最近になって別種のヒグラシが増えてきたんだそうです。それが「ソノヒグラシ」。
公園のベンチなどでよく鳴くそうです。もちろん“カナカナカナ”などとは鳴きません。

当然鳴きますね、“カネカネカネ”

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