無題

暇潰しネタ

この間から気になっていた本を読みました。「N響80年全記録」というもの。著者は佐野之彦氏、文芸春秋から出版されています。

私の興味は、いつぞやの日記でも紹介したことがある近衛秀麿伝に描かれたN響に関する項に対し、N響やNHKがどんな反応をしたのかな、ということにありました。
そのうちに今回の出版。ははぁ~ん、と思っていたのですが、読んでみて納得しましたね。明らかに意識してます。秀麿伝が出なかったら書かれもしなかった本でしょう。

当然ながら、NHK側に立った記述。同じことを反対から見るとこうも評価が違うのか、呆れてしまいます。
第7章「世界を舞台に」、第9章「空前のN響ブーム」なんか笑ってしまいました。

関心がある方は自分で読んでください。ただし図書館で借りた方がよろしい。態々買うまでもないでしょう。
それと、必ず大野氏の近衛秀麿伝(日本のオーケストラを作った男)とセットで読むこと。あとは自身で判断してください。私はノーコメント。

タイトルについて一言。80年全記録とありますが、定期演奏会の記録集ではありません。当然、全記録じゃないです。看板に偽りあり。

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