世界の小さい国

お休み、お休み、お休み、お休み、ということで、テレビ局にも人がいないらしい。以前に放送したものの再放送を盛んにやっている。
NHKハイビジョンで「世界の小さい国」という放送があった。取り上げたのはエストニア。

冒頭、エストニアのルーツは、フィンランドと同じくアジアとナレーションが入った。そう、その通りですよ。エースチという民種ですよ、NHKさん。

それがデンマーク、スエーデン、ドイツ、ソ連などの異民族に次々に支配されてきた。
その民族の気概と誇りを、彼等は歌・合唱に託してきた。誠に平和的な民族であり、その意味でも日本人に通ずる。

さすがに本土では古い伝統が失われつつある中で、キヒヌ島に残る民族伝統の農作業と歌を紹介していた。見て愕然。
去年、高千穂の国見台で見せて貰った古代から伝わる草刈歌とそっくりなのだ。道具も、歌いながら草を刈る方法も。

日本とエストニアは遠い過去で繋がっている。

この間聴いたトゥービンが私の心に強く響いたのは、正にこれなのだ。心の底から共感出来る音楽、それはマーラーでもショスタコーヴィチでもなく、トゥービンでしょうが。

有楽町祭りでトゥービンやっているのかな。多分ないでしょうね。あれはフランス人の目で見た民俗音楽。東洋と西洋という問題じゃなさそう。
古典四重奏団はバルトークとシベリウスをやるそうだけれど、レクチャーなんかする時間もあるのかしら。彼等ならその辺の事はよぉ~く判っているから、タメになる話が聞けそう。

そういうコンサートがあれば出掛けるんだけど・・・。それでもトゥービンがなくちゃ行かないモンね。

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