昨日のマエストロ・サロンは?

日本フィルの新シーズンが始まり、9月定期に先立って恒例のマエストロ・サロンが開催されました。いつもの通り有楽町の東京国際フォーラム。
これまでと同じスタイルで進められましたが、一つだけ違ったことがありました。
前回までは日本フィルの第2ホームページとも言える「日本フィルへようこそ」というサイトでサロンの模様を音声でアップするための作業が行われていましたが、今回は見た限りでは「作業」が行われていませんでした。
担当していた同オケの古参ヴィオラ奏者は姿を見せていません。
第2ホームページは12月一杯で閉鎖が決まっていますし、同ページの名物であった掲示板は既に終了しています。
プレイヤーでもある担当者の負担があまりにも大きく、本業の演奏に支障を来たすというのが理由。
マエストロ・サロンの音声アップは今後も引き続き事務局が担当し、公式ホームページに掲載されるということでしたが、今現在まだ立ち上がっていないようですね。
昨日の会場では、確かにテーブル上に携帯電話のようなものが置かれていましたが、あれが録音装置だったんでしょうか?
9月から日本フィルの首席客演指揮者に就任するピエターリ・インキネンは、東京定期もマエストロ・サロンも初登場。
内容は、公式ホームページでも紹介されている産経新聞の記事とほぼ同じでしたから、特に付け加えることもありません。
ただ、司会者からファンとしては気になるニュースもチラッと紹介されていました。
それは、長らく空白だったフルートの首席奏者が決定したことと、トランペットも客演首席として新しく外国人演奏家と契約したこと。
今回が両奏者にとって定期初登場になる、とのニュースです。
この点に触れ、マエストロ・インキネンも前回の客演時よりオーケストラは更にレヴェル・アップしており、これは良い方向 right direction であると語っていました。
リハーサルも新ポストを意識して、より細部に及ぶ磨き上げに拘っている由。
当初は協奏曲の弾き振りも考えたそうですが、よりプロフェッショナルに撤することにした、とも。
ソロの樫本大進とは同じブロン門下生として友人だそうですが、共演そのものは初めてだそうですね。
これはオフレコですが、本日(3日)のリハーサルには来日中の某大物指揮者も立ち会うことになっているとのこと。
日本フィルの今後には大きな注目が必要でしょう。
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