大阪のロット、だけじゃなく
音楽ネタ
日本各地のプロ・オーケストラ、ほとんどの団体が9月から後期が始まっています。そこで早くも気になるのが来シーズン、2008年4月以降の予定ですね。
ネット検索で各オーケストラのホームページを検索したところ、名古屋フィルと大阪シンフォニカーが予定を発表しています。
大阪シンフォニカーは、2008年4月から音楽監督兼首席指揮者に児玉宏氏を迎えますが、プログラミングが実に意欲的ですね。
私が大阪行きの誘惑に駈られるのが、来年5月の定期、ロットの交響曲が演奏される会でしょうね。正指揮者に就任した寺岡清高氏の指揮。指揮者共々楽しみな会です。
寺岡氏は《ベートーヴェンの交響曲と世紀末ウィーンの知られざる交響曲》というシリーズを続けていくようで、ロットはその第1回、ベートーヴェン第2との組み合わせです。
第2回は2009年2月で、こちらはロベルト・フックスの第3とベートーヴェンの第4の組み合わせ。これも興味津々で、フックスとは何だ、と些か慌てているところ。
監督の児玉氏も、2009年3月にアッテルベリの第6、いわゆる「ドル」交響曲の日本初演を指揮。
他にもシュトラウスの交響詩「マクベス」があったり、大友直人氏のヴォーン=ウイリアムス第2も注目。個人的には広上淳一氏のオール・メンデルスゾーン、特に珍しい第1シンフォニーが聴けるのも落とせませんね。
一方名古屋は新しい常任指揮者、ティエリー・フィッシャーが意欲的なプログラムを展開。1シーズンを通して「ツァラトゥストラ・シリーズ」と銘打っています。4月のシュトラウス「ツァラ」から始まって、交響詩の各部タイトルをテーマにしたコンサートが続きます。
一応は名曲のなかの名曲がメインに据えられますが、フィルアップされるのは刺激的な作品ばかり。
その白眉は、2009年2月定期の新作日本初演、藤倉大のピアノ協奏曲が発表されています。ソリストは小川典子。これも何をおいても駆けつけにゃならんコンサートです。
詳しいスケジュールは、夫々のホームページで確認してください。
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