ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル(１２)

第１１０シーズンに入る前、ニューヨーク・フィルはエディンバラ音楽祭に出演します。
１９５１年８月２２日から９月４日までの毎日アッシャー・ホールでコンサートが開かれましたが、指揮はディミトリ・ミトロプーロスとブルーノ・ワルターが日替わりで受け持ちました。
ワルターが指揮した演奏会のプログラムについては既にワルターの項で紹介済み。ここでは残るミトロプーロスのプログラムを纏めて紹介しましょう。
会場は既に書いたように、全てエジンバラのアッシャー・ホールです。

１９５１年８月２３日
　ベートーヴェン/序曲｢コリオラン｣
　ベートーヴェン/交響曲第４番
　プロコフィエフ/交響曲第５番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス

１９５１年８月２５日
　シューマン/序曲、スケルツォとフィナーレ
　ハイドン/協奏交響曲
　クシェネック/弦楽オーケストラのための交響的エレジー
　ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第４番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／マイラ・ヘス

１９５１年８月２７日
　ウェーバー/歌劇｢幽霊の統治者｣序曲
　ヴォーン＝ウィリアムス/交響曲第４番
　ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ヴァイオリン／ジノ・フランチェスカッティ

１９５１年８月２９日
　ウェーバー/歌劇｢魔弾の射手｣序曲
　ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第５番
　メンデルスゾーン/交響曲第３番
　グールド/フィルハーモニック・ワルツ集
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／ロベール・カサドシュ

１９５１年８月３１日
　バックス/悪漢喜劇のための序曲
　スウェインソン/短い交響曲
　ベルリオーズ/｢ファウストの劫罰｣三つの管弦楽曲
　ブラームス/ピアノ協奏曲第１番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／ソロモン・カットナー

１９５１年９月１日
　ケルビーニ/歌劇｢二日間｣序曲
　ベートーヴェン/交響曲第２番
　シューマン/ピアノ協奏曲
　ファリャ/バレエ｢三角帽子｣～３つの舞曲
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／マイラ・ヘス

１９５１年９月３日
　ベルリオーズ/序曲｢ローマの謝肉祭｣
　サン＝サーンス/チェロ協奏曲第１番
　マリピエロ/ピアノ協奏曲第４番
　ラフマニノフ/交響曲第２番
　　指揮とピアノ／ディミトリ・ミトロプーロス
　　チェロ／レナード・ローズ

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ご覧のように、これまでミトロプーロスとニューヨーク・フィルが取り上げてきた曲目ばかり。特にコメントすることはありません。

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