坂本・大津の紅葉

びわ湖ホールのオペラを見る序に、大津界隈を見て回りました。いや、逆かな。全て家内任せの企画。写真などの詳しい情報は家内がブログに書くでしょう。
25日のオペラは14時開演、それまでの半日観光。

7時チョッと前発のぞみで京都着、直ぐにJR湖西線に乗り換えて比叡山坂本駅へ。乗り継ぎ電車が遅延しているとかで若干遅れたけれど、予定には支障なし。
坂本の目玉は紅葉を楽しむこと。その意味ではジャスト・タイミング、正に「もみじ」真っ盛りでした。天候にも恵まれ、コートを着ていたのでは暑いくらい。

比叡山坂本から徒歩で20分、緩やかな坂道を登っていきます。途中、滋賀院門跡に立ち寄って日吉大社へ。日本全国の山王神社の総元締めです。
3連休の最終日とあって、凄い人、人、人。よくもこんな観光に付き合うと、我ながら呆れましたわ。参道に1頭のキチョウ。
大社をグルっと参拝して、旧竹林院に。比叡山を借景にした見事な庭園、真っ赤な紅葉。

時間的にはそろそろ昼食。チョッとした食事処には人待ちの列が連なっているので、京阪の坂本駅まで戻り、近くの甘味処で菊寿司を頂きます。
京阪石山坂本線の終着駅である坂本で乗車、びわ湖ホールの最寄駅である石場までは20数分。ここで電車を乗り捨てます。オペラ公演は別途報告。

オペラが終わったのが夕方4時半、暮れなずむ琵琶湖の涼風を左頬に受けながら、宿所・大津プリンスまでは15分ほどの散歩コースです。琵琶湖沿いの歩道並木は、主にモミジバフウ。ところどころに楓や桜もあって、ここもまた紅葉が見頃でした。

翌日は家内の兄弟姉妹たち、BSクラブの第1回例会に出席。11時半に京都のホテル集合なので、それまでは大津駅周辺を観光。
朝8時に大津プリンス前からバスに乗り、びわ湖ホールを経由してJR大津駅へ。未だ開店前の案内所の職員を捉まえて、情報収集。丁寧に教えてくれます。
一般的な観光客が行かない静かなスポット、ということで駅の西側を散策。旧東海道沿い、逢坂山に面した蝉丸神社を訪ねました。
蝉丸は琵琶の名手、音曲諸芸道で生きる人たちは、必ずこの神社の免許を貰わなければならなかったそうですな。前日見た「こびと」も、主役はリュートと歌の名手という設定。当然ながら沼尻氏も福井氏も蝉丸神社に詣でたであろう、などと勝手な想像をしながら、タイミングの良さを笑いました。

今回の大津行、個人的にはここが最も味わい深かったですね。重文指定の石灯籠は、俗に「蝉丸型」と呼ばれる由。ここも紅葉の隠れ名所、古錆びた神社には紀貫之の句碑などもあります。写真は家内のブログを見て頂戴な。
蝉丸神社は下社、中社、上社と三社あるそうだけれど、時間もないので下社だけ。そのまま北上し、長安寺へ。旧名、関寺です。
階段を上る手前の生垣で、寒さに縮かんでいるヤマトシジミを見つけてパチリ。今回見た蝶は、坂本のキチョウと逢坂山のヤマトシジミだけ。辺り一帯の雰囲気からして、季節が季節なら、相当な種類の虫も見られそうです。
長安寺には、建立に貢献したという霊牛の供養塔や、縁の深かった小野小町の供養塔もあります。自称美人にはお薦めのスポット、かな。

長安寺から長等神社(ながらじんじゃ)、高観音近松寺と回って、広大な敷地の三井寺へ。金堂は修理中でしたが、遥か昔、中学校の修学旅行で来たことを思い出しました。
時間がないのでここまで。徒歩で大津駅に戻り、京都までは2駅。久しぶりに会った義理のお兄様、お姉様たちと話題探しに苦労する会食。やれやれ、ということで今回の大津の旅は無事に終了。
古都は半日では回り切れません。また来なきゃならんだろうなぁ~。

 

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