昆虫採集日和

暇潰しネタ

東京はこの所ずっと曇天が続いていましたが、今日は朝から晴れ渡っています。ただ明日以降の週間予報ではまた曇りが続くようですが。

久し振りの晴天の下を散歩しましたが、こういう日はパソコンなどに向かって仕事をするのは馬鹿馬鹿しい。昔の日々を思い出してしまいました。

先日の名古屋、家内の実家に行きましたが、まだ蝶の標本箱が飾られていました。
もう10年以上昔、ここが改築するという話を聞いて、新築祝いに標本箱を贈ろうと決めたのでした。部屋の装飾として置いて貰おうかと・・・。

話を聞いたのが早春だったと思います。折角標本を作るのなら、新たに採集したものを、自ら展翅して並べようというワケ。
採集は息子、標本作りは親爺と分担を決め、毎週末近郊の野山を歩いて集めたものです。関東周辺で採集できる蝶をリストアップし、フィールドを決めて毎週、毎週、網を振り回す。

早春は高尾山にツマキチョウやウスバシロチョウを追ったし、国蝶を入れねば、と暑い盛りに甲府方面にも脚を伸ばしてオオムラサキを捕りましたっけ。
秋が瀬にミドリシジミを探し、湘南の低山でモンキアゲハを待ち伏せしたり・・・。

お陰で春から秋までの日本の蝶、何種類になったのか正確には覚えていないけれど、最高級のドイツ箱に姿良く並べて、プレゼントの出来上がり~。
正真正銘の手造りですわ。

防虫剤を時々入れ替えれば何十年も持ちますよ。そのとおりにしていてくれて、まだ鑑賞に耐えています。

10年一昔というけれど、よく毎週のように山野を歩いたモンです。もうあの気力も体力もないなぁ。

今日のような採集日和に外を歩くと、懐かしい日々が戻ってくるような気がします。今朝、仕事が休みの息子が高尾山にでも行きたい、と言っていたけれど、出かけたかしら。彼なりに昔日を懐かしく思い出しているのかもしれないネ。

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