母よ、あなたは強かった

またしても馬ネタです。
今朝、面白いニュースが入ってきました。昨日(7月4日)アイルランドのレパーズタウン競馬場で行われたブラウンスタウン・ステークス(GⅢ・7ハロン)に5歳牝馬・レッドストーン・ダンサーが勝ったのです。
それだけなら何でもないニュースですが、この馬、妊娠中なんですね。出来ちゃった婚、とかいうのではなく、正式に繁殖牝馬としてのお役目を果たした結果です。
父馬はリフューズ・トゥー・ベンド。陣営はもちろん承知の上です。
更にこのお母さん予定の牝馬、4日前の6月30日にも出走し、なおかつ勝っているのですよ。5日間で2戦2勝。“母は強かった”ということでございます。

実はこういうことは競馬では珍しいことではありません。日本に事例があるのかどうか知りませんが、イギリスでは普通です。
昔イギリスの競馬観戦ツアーに参加したとき、現地のヴェット(獣医のこと)にこのことを質問してみました。
その答えは、競馬そのものは母体には影響がない由。更に、気性の荒い馬などは、妊娠によって気持が落ち着き、これまで以上にレースに集中して良い結果が出ることもある、のだそうです。
レッドストーン・ダンサーはこの好例。このレースが現役最後になるそうですが、産まれてくる仔馬の将来も含めて、今後を見守りましょうか。

 

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