謎のシジミチョウ

今朝の天気予報で、今日は気温が20度を越えるという。待ちかねたように昼の散歩。例によって赤坂御所の周りを巡る。

さすがに何種類かの蝶を見たけれど、皆遠目なので種類を断定できない。こちらの動態視力が落ちているのもあるだろう。
昆虫を見極める動態視力というのは、普通のそれと違って、かなりハイレヴェルが要求される。高木の葉上に止まっているシジミチョウを♂♀の区別まで付けて認識する名人がいる。こういうのには敵わない。

ということで今日見たのは、シロチョウが2頭。多分モンシロチョウだろうけれど、確認は出来ない。飛び方が少し違うような気がするけれど・・・。スジグロかツマキの可能性もある。
キチョウを1頭。これは間違いなかろう。
ヤマトシジミが2頭。これは今年の初見。ルリシジミという可能性がないわけではないけれど、最近はヤマトシジミの羽化が早まっているので、ヤマトということにしておく。

もう1頭、謎のシジミチョウ。青山1町目駅付近で見たけれど、茶色っぽく飛び方が早い。ベニシジミにしては高い場所を敏捷に飛びすぎるので、ベニではないと思う。
考えられるのはムラサキシジミの越冬明け個体だけれど、少し小さすぎるような気がするのと、ムラサキシジミにしては色が暗い。

チラッと頭を過ぎったのはコツバメ。アセビは普通にあるから、いても不思議ではないけれど、23区内で見られるチョウとは考え難い。
実は以前にもこのチョウを目撃したことがあって、古いメモをひっくり返してみたら、2004年4月7日。そのときもコツバメを疑っている。

ということで今日のチョウは、シロチョウ2、キチョウ1、ヤマトシジミ2、謎のシジミチョウ1。

そうそう、散歩の途中で目の前の街路樹にヤマガラが止まる。こんな間近で見たのは初めてで、チョッとドキドキした。

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