RACEHORSES of 2006

“趣味は競馬です”と言うと、必ず“儲かりますか”という返事が返ってくる。日本では競馬=馬券という図式が刷り込まれているから、週末になれば馬券を買ってテレビに釘付けという姿を想像されるらしい。

残念ながら馬券には全く興味がない。ギャンブルの才がないから。
私が趣味と称しているのは、競馬の歴史と血統のこと。だから必然的に興味の対象は「英国競馬」にある。競馬の発祥地はイギリス。今では世界中に広まっているけれど、原点はここにある。

私が競馬に開眼したのは1969年。この年に苦労してイギリスから RACEHORESES of 1969 という書物を取り寄せた。一種の年鑑で、英国競馬界ではバイブルとされる。
以来毎年購入し続け、あるときに向こうのエージェントを通してバックナンバーを揃えてもらい、1952年版以降が全巻手元にある。

これで何をするかといえば、このバイブルで一定以上の評価を与えられた馬を全て抜き出し、父馬別、母馬別、母の父別に整理・分類する。その結果を分析して「血統大全」を完成させるのが夢なのであ~る。

しかし競馬は切りがない。終わりのないドラマ。いずれは終止符を打とうと思うが、切っ掛けが掴めない。
イギリスの出版社にとって私は定期購読している読者だから、こちらから注文をせずとも毎年のように購入申込書が送られてくる。

それがどういう訳か今年は来ない。例年なら3月初めに着くのだけれど、いつまで待っても郵便受けに横文字封筒が見当たらない。
これは絶好のチャンス、2005年版を以って縁を切ろう、と決心した矢先、申込書が来た!!!  昨日(3月27日)のこと。

来た以上は申し込むのが礼儀。案内を見ると、創刊60年の節目が近づいているらしい。1948年版が創刊号だから、今年の競馬を総覧する2007年版が記念の年。つまり来年出版されるものは60年記念号に当たる。これまでの付き合い、少なくともここまでは続けなければなるまい。

ということで、今年の版も5月の連休前には届くだろう。届けば「お仕事」に取り掛かる。毎年の連休行事、今年も忙しい日々が待っているのだ。

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