タネツケバナとキランソウ

気を取り直して昼の散歩。

海野和男氏の小諸日記を見ていたら、市ヶ谷土手のモンシロチョウの写真が出ていた。ベニシジミは未だ、意外に蝶の姿は少ないというコメントがあったので、赤坂のベニシジミ・ポイントを探検。

確かにベニシジミは未だのようだ。
この間から花を点けているタネツケバナが気になって、鞘を触ってみると、驚いたことにもう種を弾き飛ばしたのがあった。幾ら何でも早いでしょうが。

タネツケバナの鞘は、種を弾いたあとバネ仕掛けのようになって鞘が丸まる。芋虫などが花を食おうと株に攀じ登ったとたんに鞘が弾けて、芋虫は縛られてしまう。手も足も出ないから芋虫はお陀仏。
タネツケバナにとっては立派な武器としての役目もあるのです。

その弾け具合が面白いから、これを見つけるとは鞘にそっと触れてみる。変なオヤヂ!

キランソウも満開になってきた。石垣に張り付くように咲いていて、どんな強風のときでもびくともしない。風の強い日の植物写真撮影は大変だけれど、キランソウだけはバッチリ。
だからこの植物には「地獄の釜の蓋」という別名もあるほど。

タネツケバナにしてもキランソウにしても花を見られるのは早春の今の時期だけ。「スプリング・エフェメラル」と言っても良いんでしょう?

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