丑年生まれの大作曲家

去年に続いてお正月のお遊びネタです。
まず高島暦の引用。
「丑年生まれの人は、義理堅く弱音を吐かない忍耐強さが特徴で、口数が少なく飾り気のないお人好しが多い」んだそうです。
「若い時から自尊心や独立心が強くなる環境に育つことが多く、親や兄弟に頼らず、マイペースで自分の人生設計を進めてゆく」タイプ。
「根気強く研究心に富んでおり考案上手」という一面も。
「財運も恵まれる一方で他人のために使うことが多いので蓄財を心掛けること」という指南になっています。
一般的には大器晩成、お世辞を言うのは嫌い、とも言われているようですな。
さて「大作曲家」に限ってみれば、いたいた、高島暦の指南をそのまんま実行したような人が。
そう、バッハとヘンデルですよ。
「若い時から」云々の行はバッハの生涯そのものだし、「財運も」云々はヘンデルの生き様そのもの。
いや~あ、当たるものだ、と感心しきりのメリーウイロウです。
あんまり当たり過ぎたせいか、このあと「丑年生まれの大作曲家」は暫く出てきません。
時代はズーッと下って、1841年生まれのドヴォルザークが丑年。
お正月と言えば、ドヴォルザークのアメリカ弦楽四重奏曲はこの日にボストンで世界初演されたんですよね。
干支とは関係ない? ま、硬いことは言わずに。
ドヴォルザークの二回り下にシベリウスがいます。
私はシベリウスに直接会ったことはないのでどんな人物だったか知りませんが、その作品を聴いていると、いかにも「口数が少なく」という感じがします。多分この人も当たっているでしょう。
1901年生まれのロドリーゴ、1913年のブリテンも丑年です。
あと、1925年のブーレーズ。おお、あのブーレーズも84歳の年男になったわけだ、こっちも歳を取るわけ。
いろいろ眺めましたが、マン・オブ・ザ・年男にはヘンデルを選びましょうかね。没後250年でもあるし。

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