エク壮行会

私が詳細に亘って書くような内容ではありませんので、ここでは簡単な備忘録と致します。
昨日の土曜日、三鷹市の某音楽スタジオ兼イタリアン・レストランでNPO法人「エク・プロジェクト」の臨時社員総会が開催され、出席してきました。
既に雑誌等で紹介されているように、クァルテット・エクセルシオはNPO法人としてスタートしました。日本では初となる快挙(暴挙という声も)です。
これに伴って、これまで彼等を支えてきた任意団体「エク・フレンズ」は同NPO法人の正会員に移行することになった由。
NPO法では正会員を「社員」と呼ぶそうなので、私も自動的に社員になったわけ。
去年の12月一杯で会社生活からキッパリと足を洗ったはずでしたが、またしても「社員」になるとは・・・。尤も会社務めの社員とは意味合いが違いますけどね。
法人ですから、法に則って総会等々を開催する義務があるわけで、昨日はその臨時総会。三点の報告が主たる内容です。
弦楽四重奏団の総会ですから、会に先立ってプレ・コンサートがありました。ま、不良社員たる私の本来の目的はこれですがね。
ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲第1番。4月に上野でも聴いたものです。何度でも聴きたくなる佳曲の素晴らしい演奏。
本命の臨時総会はコンサート会場を会議室に衣替えしてほぼ1時間。大友理事の「今後の事業予定に関する報告の件」が最も興味を惹くところでしょう。
臨時総会は無事終了、場所を同じ建物のイタリアン・レストラン「ラ・フォルテ」に移して懇親会。
簡単なバイキング形式でしたが、ここのイタリア料理、なかなかいけます。スピネットが置いてあったり、楽譜が飾られていたりと、雰囲気も実に音楽的。
目の前が井の頭公園ですから、散歩の序でに立ち寄るのに絶好のスポットです。
この日は2時間の貸切。実はクァルテット・エクセルシオは明日(17日)の朝、成田を発ってロンドンとブカレスト公演に向かいます。懇親会はその壮行会も兼ねる内容になりました。
これを書いている今頃は、一行成田に集合しているはず。
正式なアナウンスもされたようですから、内容について興味ある方はネットで検索して下さい。
簡単に書けば、ブカレストは「ルーマニア国際現代音楽祭」への参加。もちろん演奏本体は招待です。
音楽祭の今年のテーマ作曲家は日本の湯浅譲二とイギリスのジョナサン・ハーヴェイ。二人の作品を中心に2種類のプログラムを披露する予定です。
折角だからロンドンも、ということで実現したのがジャパン・ソサエティ主催のコンサート。簡単に入場できる種類のコンサートではない由。現地では他にアウトリーチ活動も行われるそうで、さすがエク。
懇親会の中ほどで、現地でも演奏するハーヴェイの弦楽四重奏曲第2番の第1楽章も披露されました。
“エクを聴いてると、現代音楽に対する免疫ができてますからねぇ”とは、NPO理事長の一声。
クァルテット・エクセルシオの皆さん、海外公演の成功をお祈りしています。お元気で、インフルエンザには充分注意して・・・。

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