蘇峰の紅葉

自然ネタ

早朝から「トリスタンとイゾルデ」を観ていて、第2幕まで来たら流石に疲れました。昨日もパソコンとテレビ、目に悪いものバッカリ。一服すべく、久し振りに蘇峰公園を散歩。

紅葉が見事です。ここは様々な樹種がありますから、紅葉といっても一様じゃない。そこが素晴らしいですね。
イロハモミジとイチョウは赤と黄色の主役。その中間に、トウカエデ、ミズキ、コナラ、マンサク、クワ、ヒウガミズキ、ケヤキ、サクラ、ウメ、サンシュユ、クヌギ、キリ、アオギリなどが思い思いの色彩に色付いています。

更に、ここにはラシンボクというウルシ科の高木があって、この独特の赤が目を引きますね。
京都や大津の紅葉も素晴らしいけれど、こうした小さな空間の、様々なグラデーションが味わえる都会の紅葉も、また別の味わいがあります。

蘇峰裏手の駐車スペース、雑草がそのままになっている空き地でウラナミシジミを3頭見つけました。今年はウラナミシジミが異様に多かったので、まだ生き残っていたんです。
あとは庚塚公園でヤマトシジミを1頭。

もう一つ、今日は雪虫(あるいは綿虫)をいくつか見ましたね。昔の東京は、今時分になると雪虫がよく飛んだものです。
先日は坂本でも大津でも京都でも、随分雪虫が飛ぶのに出くわしました。その名のとおり、雪が降るのを先取りする風物詩。

東京にも雪虫が残っていたのか。それとも今まで鈍った感性の所為で気が付かなかったのか。

12月の第1週、東京の紅葉の見ごろです。

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