ユリノキの紅葉

自然ネタ

昨日の20日、いつものように上智大学グラウンドにチョウ観察に出かけたところ、休みの間に草刈が入ったらしく、見事に丸坊主になっていました。先週の木曜日(11月15日)にあれほどたくさんいたヤマトシジミですら1頭も見かけません。虫を追い払うには善意があれば充分ですな。

ガッカリして昼の観察も店仕舞いしようかと思いましたが、久しぶりに赤坂御用地を一周してみました。
日記を見返すと、ここの草刈は10月3日、11週振りになります。どうせチョウなど見られまい、と思いましたが、それでも西門の手前でアオスジアゲハ、青山一丁目の交差点でルリタテハを目撃。この季節にしては収穫でしょうか。
土手は草刈が奏効していて、辛うじてヤマトシジミを2頭見つけただけ。

そろそろ今年のチョウ日記を閉じる時が近づいてきたようです。

赤坂御用地を一周する回廊は、内側がユリノキ、外側がトチの並木です。今日目立ったのはユリノキの紅葉。ただし盛りは少し過ぎていて、かなり落葉が目立ちました。1~2週前、即ち11月上旬が身頃だったんでしょう。
ユリノキは全体が黄色や赤一色に染まるのではなく、一部に緑を残したまま、黄色や赤が混じる斑型。これはこれで味があります。
イチョウの紅葉はまだですね。これが黄金色になるのは12月に入ってからでしょう。

今日はヘンシェル・クァルテットのブラームスを聴きに晴海に行きます。弦楽五重奏の2番は、ブラームスが引退を決意して書いた作品。まさに晩秋、木々の紅葉に相応しい音楽じゃありませんか。
私も早く引退したい。そういう想いをもってブラームスに接すれば、第3楽章の「悲しきワルツ」なんか涙なしには聴けないだろうなぁ~。

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