ターリッヒ・エディション完結

音楽ネタ

山野を覗いたら、スプラフォンのヒストリカル新譜としてターリッヒ・エディションが3枚並んでいました。即ゲット。ヴァツラフ・ターリッヒがスプラフォンに録れたモノラル録音集大成シリーズです。
今回は第15巻から17巻、これにて目出度く完結です。年に2回、3点づつのペースでしたから、足掛け3年になるのじゃないかしら。

今更古い録音を聴かなくでもいいじゃないか、と思われるでしょうが、そこがクラシック好きの節操がないところなんです。

私が中学生の頃はLPレコードは貴重品で、同じ曲を何種類も揃える、なんてことはあり得ませんでした。1枚のレコードを買うのにも雑誌を暗記するまで読んだり、先輩にアドバイスしてもらったり。だから買った盤は何度も何度も繰り返し聴きましたよ。隅々まで覚えるくらいね。
で、スメタナとかドヴォルザークの音楽は、散々検討してターリッヒとチェコ・フィルのスプラフォン、当時は「新世界」っていうレーベルだったかな、に決めたんです。

そういう思い出があるから、新しくマスタリングした上に金を装着させて音質も良くなっていると宣伝されると、ついつい買っちゃう。バカですねぇ。廉いのもイカン。

そんなわけでついつい手が出て、昔は出てもいなかった音源まで買い込んでしまう。でもこれでターリッヒはお仕舞い。今回の3枚は「落穂拾い」のようなもので、モーツァルトやチェコの小品などが主体です。

スプラフォンはアンチェル・エディションというのをやりましたが、あれも付き合いましたね。今度がターリッヒでしょ。
このあとクーベリック、スメターチェク、ハラバラ、シェイナなんていうのも出してくるかも知れないけれど、もう買わないゾ。

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