お菊さん

自然ネタ

一日にいくつも日記書くこともないんですが、面白いものを見たときは書いておかないとね。

例によって四谷、上智大学のグラウンドを見渡せる土手を散歩していると、ジャコウアゲハの終齢幼虫が一匹歩き回っていました。こげ茶色に白帯一本、ジャコウの幼虫だと判らない人はいないはず。
エッ、判らん? そういう人はこの先は読まないほうがヨロシイですな。時間の無駄です。

さてこの幼虫、蛹化(ようか・と読みます)場所を探しているのは明らかでしょう。今蛹になって、羽化するのは秋口でしょうかね。秋型というのか第3化というのか良く知らないけれど、5月の連休に飛んでいたものから見れば孫の世代でしょうね。

ところでジャコウアゲハの蛹、虫好きの間では「お菊虫」と呼ばれています。いや虫好きに限らず、昔から一般に言われていたらしいですね。
何故かと言うと、帯をかけて蛹になる格好が、手を後ろ手に縛られているお菊さんにそっくりだからなんだそうです。

お菊さんとは、“お皿がいちまぁ~い、にまぁ~い”で有名な番町皿屋敷のお菊さん。私はお菊さんには面識がないけれど、そう言われて見るとそう見えなくもありません。

冗談ではなく、舞台になった播州姫路市の「市の蝶」はジャコウアゲハなんですって。こりゃ、驚いた。

四谷の土手のお菊さん? あぁ、四谷怪談、と言うのは間違いですぜ。それは伊右衛門に殺られた「お岩さん」。
お岩さんを祀った四谷の於岩稲荷はここから少しの所。昼休みの散歩にはチト遠いけれど、お菊さんも居るかな?

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