京都行・前奏曲

今回の京都は1泊2日、音楽を聴くのが目的です。
梅雨時なので天気が心配でしたが、予感が当たってしまいました。日頃の行いが悪いんでしょう。
コンサートが目的ですが、折角行くので観光も。場所が近いということで、修学院離宮をセットしました。ここは宮内庁の管轄のため、事前の申し込みと予約が必要です。その上に身分を証明する書類を持参せねばなりません。
後で気が付いたのですが、秋は紅葉を見んものと人が殺到し、申し込んでも抽選、容易に当たる世界ではない由。
今回のように梅雨時では興味を示す人は稀。簡単に行けましたが、実はラッキーだったんですなぁ。
土日は閉館ですから演奏会当日の金曜日、午後1時30分を予約します。1日に何コースか組まれているようでしたね。入場料は無料。解説付きで廉い!

ということで時間が設定されているのは二つ。天気が良いことを前提に7時14分品川発の新幹線に乗車、少し早いんじゃなかろうか。
新幹線は久し振り。恥ずかしながら、品川が停車駅になってからは初めてです。家内は慣れたもの。
3月と4月は飛行機の旅でしたが、新幹線も良いですよ。車内販売の女性が美しい。飛行機会社よりずっと上なのにビックリですワ。

鼻の下を長くしている間に京都着。窓外に見た大井川も天竜川も流れはか細く、水不足は明らかです。
それでも京都につくと雨。持ってきた長い傘が役立ちます。
雨天なので取り敢えず荷物をホテルに預けるべく、地下鉄烏丸線をキャッチ。今回の宿はホールに近い京都宝ヶ池プリンスホテル。烏丸線終点の国際会館駅まで20分弱、280円です。
このホテルは地下鉄駅からほとんど濡れずに行けるんですね。一箇所屋根が切れる所がありますが、そこもホテルの傘が用意してある。旅行者にとってはラクチンなのであります。

さて修学院離宮にはどうやって行こう。時間もまだタップリ。取り敢えず離宮近くの曼殊院にタクシーを飛ばしました。
ここは拝観料500円。国宝級の逸物がゴロゴロしていますが、当方は知識ゼロ。ネコに小判状態ですね。それでも雨の枯山水を有難く拝観致しました。
近くの蕎麦屋で昼食を摂り、離宮への道も確認したのは良いけれど、雨がだんだん酷くなってきます。余程離宮は中止しようかと思いましたが、折角予約してある行程。遭難する懸念は無かろうと覚悟を決めます。

修学院離宮。
この雨でも10数人の参加者がありました。解説員が一人付き、下離宮→中離宮→上離宮と全部で80分ほどの行程です。詳しいことは誰かさんのブログにアップされるでしょう。
雨はピークを迎えるほどに酷かったのですが、さすが後水尾上皇の造営。こういう機会でもなければ一生見ることはなかったでしょうね。
モリアオガエルの営巣する中離宮など、生物学的にも貴重な自然が残されていました。残念ながら雨なのでほとんど何も出てきませんが、時期が良ければ大物が潜んでいる可能性充分と見ました。また機会があり、籤運が良ければ再訪の価値はあるでしょう。歴史を勉強しておかないと・・・。
という次第で他の散策は一切断念。離宮前にチャッカリ客待ちしているタクシーに縋って、ホテルに逆戻りします。

あとはコンサートを待つばかり、チェックインを済ませて昼寝を決め込みました。
ホテルでアイロンを用意してくれたので、散々濡れたズボンもバッチリですわ。
部屋は広く、その割には値段も手頃。今後のコンサート・セットの京都小旅行はこのホテルに限りますね。
夕食? 相変わらず雨は激しく、遠出はしたくないのでホテルと相談。コンサートホール内にもフレンチ・レストランがあるとのことで、そこで決まり。京料理には見向きもしない。

地下鉄は2駅。210円は高いけれど、北山で下車し徒歩5分。目の前がホールですね。ほとんど濡れる距離ではありません。これはラクチン。
確かにビストロ ラ・ミューズはそのままホールのロビーに直結していました。ここで開場までの小半刻、慎ましい夕食を済ませてコンサートを迎えるのです。
後奏は翌日の始末記。別に纏めましょう。

 

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