ビロウドハマキ
今朝のテレビで、吹上御所で自然観察会を開催する、というニュースが流れていました。70歳以上が対象で、当然に抽選ということになるようです。関心はあるけれども、最初から対象外。
ところで何年か前、10年以上前かもしれませんが、皇居の生物を扱った本が出版されました。本屋でチラッと立ち読みしただけで買わなかったことを後悔しています。
確かな記憶ではありませんが、ビロウドハマキが採集され、東京23区では初記録だった、と書いてあったはず。
そのことに驚いたのではなく、その採集記録より前に、私自身が赤坂御用地の周りを散歩していてビロウドハマキの死体を拾ったことがあるからです。
あ、ビロウドハマキというのはハマキガ科の一種で、赤を基調にした美しい色彩の蛾です。
拾ったときは名前が判らず、持ち帰って標本にし、図鑑で確認しました。今でも私の標本箱に納まっています。
その後も生きて飛ぶ姿を御用地の生垣で見たこともあるし、私の事務所のガラス窓に止まっているのも確認しました。
そして今日もユリノキの樹上でしたが、赤い羽根がチラチラと飛んでいるのに出会いました。
毎年見るわけではありませんが、確実に赤坂御用地で発生していると思われます。
皇居にしても赤坂御所にしても、チャンと調査してみればいろいろと面白い発見があるでしょう。植物だって同じ。吹上御所観察会も、専門家が調査した上で解説してくれれば一層面白い催しになるはず。私が70歳になる頃には実現しているかも。
そう言えば今週は京都の修学院離宮。天気が心配ですが、何か面白いものに出会えないかな。
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