ベニシジミ初見

もう流石に桜も終わり、人も退いただろうと思って上智大学の土手に出掛けた。
ところが昨日から「外国要人」が都内に出没して、警備がものものしい。この要人を遠巻きにして吼えている団体さんも賑やか。

ということで、ウッカリ不審な行動を執ると誰何されかねない危険な状況。そこは無視して、例のホソオチョウをかつて採集した現場に向かう。
遥か土手下にムラサキハナナが群生していて、白いチョウがかなり飛んでいる。遠くにまで遠征する気配が無いから、確認しなくともツマキチョウであろう。それにしても相当数いる。一時刈り取られてしまっていたナノハナも復活してきた。来年はもっと増えそうな予感。

ボーッと見ていると、目の前にチラチラと飛び出したのはベニシジミ。今年の初見である。赤坂御用地のベニシジミ・ポイントでは未だ見ていない。スイバは煩いくらいに蔓延っているから、恐らく草刈のタイミングで皆殺しにされたのだろう。
対して、ここは無事。

ベニシジミは英語圏では Copper と呼ばれる。赤銅色からの連想。イギリスでは特産のベニシジミの一種を絶滅させた前科がある。だからというわけでもなかろうけれど、自然保護には結構うるさい。
幸い東京のベニシジミは毎年健全に世代を交代できているけれど、いつまた五輪開発などの魔の手が伸びるかも知れない、かな?

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