第81回マエストロサロン
昨日は東京国際フォーラムのマエストロサロンに参加しました。司会の新井さんとお話するのは今年初めてかな。
1月のサロンは例によって音楽監督の会だから無し、2月は定期演奏会そのものがありません。
去る日曜日(11日)は、日本フィル絡みではないけれど、茶話会を予約していたのですが、葬儀が入ってパスしてしまいました。
ということで、着くなりに新井氏に挨拶。次の茶話会は7月1日を予定しているということで、早速スケジュールを埋めました。このところいろいろな予定が入ってくるので、調整に難儀しますね。○○行きません? と声を掛けられても即答できないのです。えぇ、スケジュールを確認しないと、なんて政治家みたい。
さてさて、サロンの様子は近々に菊田氏がホームページに立ち上げてくれるでしょう。上手く行けば音声付とか。
沼尻マエストロの版についての見解は面白かったですね。よくぞ言って下さいました。演奏家もそうですが、聴く方も同じ立場ですよ。
ベーレーンライター版ベートーヴェンなんてクソ食らえ!!! だ。ベルリンのAもRも、鬼瓦のHもそろそろお引取り願いましょうぞ。若造のHなんて恨み骨髄・・・、いやいや止めておきましょう。怒られちゃう。
今回は、新井さんを介してN氏という初老の紳士と面識を得ました。1963年に1年間ロンドンで過ごされ、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールを中心に楽都のコンサートに積極的に通われた由。
ただ聴かれただけでなく、プログラムなどの豊富な一次資料をお持ちで、オーケストラのプログラミングの参考に、とのことで新井さんに資料を提供されていました。
サロン終了後、厚かましくもその貴重なファイルを拝見させて頂きました。ロンドンの資料も涎タラタラものでしたが、戦後直ぐの日比谷公会堂で行われたコンサートのチラシやプログラム、一つ一つが実に興味深く、時間があればもっともっと見たかったし、お話も伺いたかった。
幸いなことに日本フィルの定期会員でもあられ、マエストロサロンも出席されています。第一、茶話会でもお目にかかれる機会もありそうとのことで、これからも面白い体験談を聞かせていただけるでしょう。
こういう思わぬ出会いこそ、マエストロサロンの真骨頂ですね。この催しがなかったなら、お互い知らずに一生を終えてしまったであろう大切な方々との出会いを演出してくれたのですから。
誠に日本フィルの叡智には頭が下がります。
ところで残念ながら次回は読響定期と重なってしまいますね。サロンは止むを得ず欠席となりそう。しかしマエストロ尾高のお話は格別な面白さ。家内には是非参加してもらいましょうかね。
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