来期の東響と日本フィル

東京交響楽団と日本フィルから来期のスケジュールが送られてきました。

まず東響。
私は会員ではないのですが、時々一回券を買っていますので、その関係で名前が登録されているのでしょう。

やはり魅力あるプログラムが並ぶのは定期演奏会ですね。全部で10回、今期はハイドンの交響曲を必ず演奏するのが特色です。
今年のサマー・ミューザで開催された楽団長の講演でもこのことが話題になっていました。音楽監督・スダーン氏の意向もあって、もう一度一からアンサンブルを磨く、という目的もあろうかと考えます。

ところがこの趣旨に沿わない指揮者が一人います。10月定期を振る飯森範親。ヘンツェの歌劇「ルプパ」なるものを演奏するようです。これはこれで話題になるのでしょうが、どうも私はこの人と波長が合いません。たとえ定期会員になったとしてもこの回はパスです。

ハイドンのラインナップは、
4月/100番/大友直人
6月/93番/ラモス・ガンバ
9月/2番/ユベール・スダーン
9月/3番/ユベール・スダーン(9月は2回あり)
11月/9番/ユベール・スダーン
12月/104番/シュテファン・アントン・レック
1月/94番/秋山和慶
2月/25番/大友直人
3月/82番/ユベール・スダーン

組み合わせは様々ですが、通してハイドンを聴けるのは楽しみです。特にサントリーホール改修工事により4・6月は川崎ミューザに会場を移します。これは是非聴いておきたい機会ですね。

大友直人プロデュースの芸劇シリーズは、7月にエルガー生誕150年として威風堂々第6と交響曲第2が、来年3月はヴォーン=ウィリアムズ没後50年としてグリーンスリーヴスと海の交響曲が演奏されます。これは落とせません。

ミューザ川崎の名曲全集では、9月にフィトキンのサーキットが再演されます。最早名曲の仲間入りですか。もちろん小川典子とキャサリン・ストットのデュオ。予定に入れておきましょう。

次に日本フィル。こちらは少し体制が変わります。
今回発表されたのは春のシーズンだけで、年間の数え方が来期からは9月開始に変わるのだそうです。またこれまで木曜・金曜だったのが、来年9月からは金曜・土曜に移る由。チョッとスケジュールを見直す必要がありそうです。

来春の5回は東京オペラシティコンサートホールに会場を移します。そのせいかどうか知りませんが、いわゆる大編成の作品は出ません。従って小林音楽監督も登場しません。

会場の小ささを逆手にとって、毎回モーツァルトの交響曲が取り上げられるのが特色でしょう。

モーツァルトのラインナップは、
3月/41番/沼尻竜典
4月/40番/尾高忠明
5月/36番/アレクサンドル・ドミトリエフ
6月/39番/マルティン・ジークハルト
7月/38番/広上淳一

それぞれに興味深いものがありますが、個人的には広上は聴き逃せません。この回はハイドンの104番もあって、今からワクワクしています。
広上はみなとみらいシリーズも7月に登場し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3(ソロは小山さん)と第2交響曲を振ります。これもマエストロ得意の演目ですから、チケットを押さえなければいけませんね。

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