今年のアニヴァーサリー

さて事始に、今年アニヴァーサリーを迎える作曲家を書き出して見ましょう。生年順です。
ジョン・ブロウ (1649-1708) 没後300年
ジュゼッペ・トレルリ (1658-1709) 生誕350年
ヨハン・フリードリッヒ・ハッシュ (1688-1758) 没後250年
マイケル・ウィリアム・バルフェ (1808-1870) 生誕200年
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844-1908) 没後100年
パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908) 没後100年
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924) 生誕150年
ルッジェーロ・レオンカヴァルロ (1858-1919) 生誕150年
ハリー・ロウ・シェリー (1858-1947) 生誕150年
エセル・スミス (1858-1944) 生誕150年
ユージン・イザイ (1858-1931) 生誕150年
エドワルド・マクダウェル (1861-1908) 没後100年
アーマス・イェルネフェルト (1869-1958) 没後50年
フロラン・シュミット (1870-1958) 没後50年
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ (1872-1958) 没後50年
ルロイ・アンダーソン (1908-1975) 生誕100年
エリオット・カーター (1908- ) 生誕100年
ラルス・エリク・ラーション (1908-1987) 生誕100年
オリヴィエ・メシアン (1908-1992) 生誕100年
まぁ、こんなところでしょうか。大注目はカーター。まだ現役ですからねぇ。翁の誕生日は12月11日、目出度く100歳の誕生日を迎えられるでしょうか。
そんな作曲家知らない、という人も沢山いると思います。私も知りません。
一般的にはリムスキー=コルサコフ、プッチーニ、ヴォーン=ウィリアムスあたりが注目されているでしょうね。


しかしながら音楽界の話題は、専らヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年に集まっているようです。このところ発売されるCDもDVDもカラヤンばっかり。私のように昔からレコードで聴いてきた人間は、今更カラヤン○○全録音集大成、なんて言われてもねぇ~。
事の序に干支遊びもやっちゃいましょうか。子年生まれの大作曲家。
まず高島暦の「子年生まれの人」から。
「子年生まれの人は、性格正直で、奢侈の念なく、つねに倹約して貯蓄心に富み、相応の財産を保っていられるが、人によりその度を越して吝嗇に陥り世間の非難を受けます。」
「外面は柔和に見えるが内心は些細なことにも怒りやすく、ときどき人情に反して行動します。しかし元来が無邪気な性格ですから、時が過ぎるとその恨みを忘れ、一旦不和となった人とも機嫌よく交際するので、世間の評判は割合によろしい。」
「中年逆境に沈むことがあるが、よくその性癖を反省して徳を積み仕事に励むと、晩年は子孫のために安泰な余生を送ることが出来ます。」
と、上手く纏めてあります。
そこで子年生まれの大作曲家。「大」ということに絞りましょう。
1660年生まれのパーセル、どんな人だったかよく知りませんが、大作曲家に相応しい業績を残しています。
次は何と言ってもハイドン。ヨーゼフ・ハイドンですよ。この人など相当な財産を残しましたから、これは当たってますね。晩年の名声なんか大したもの。
二回り下、1756年と言えばモーツァルトですね。ハイドンとモーツァルトは丁度二回り、同じ子年だったんですねぇ。ただモーツァルトは度を越しちゃったんでしょうか、幸福な晩年というわけには行かなかったようで・・・。
1792年生まれはロッシーニ。この人も紛れも無い天才。蓄財にも長けていたでしょうし、グルメでもありましたな。この人もピッタシ。
1840年がチャイコフスキーですよ。これも大物です。そして1864年のリヒャルト・シュトラウス。最晩年こそ戦争に巻き込まれて不運でしたが、蓄財も名声も充分。これも子年タイプでしょう。

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