上野で久住三郎展を鑑賞

これは爾後のレポートになってしまいますが、2015年11月17日(火)から23日(月)までの7日間、上野の森美術館の別館ギャラリーで「没後15年 久住三郎展」が開催されていました。
以前にもいくつかの記事で紹介したように、私は久住画伯の高校の同期生で、彼の作品が展示される機会にも何度か足を運んできました。あまり熱心な同級生とは言えませんでしたが・・・。

この開催期間中、学校の同窓会も兼ねて旧友20名強が集い、絵の鑑賞後には場所を移して和やかな懇親会になった次第。開催期間の最終日にも展覧会場にお邪魔して撮った何枚かの写真も添え、今回のメモリアルとておきましょう。

当展覧会は、久住氏の高校時代の同級生で組織した「会」が主催。開催前から様々なメディアでも紹介して頂いたこともあって、初日から多くの参観者に恵まれました。最終日に確認したところでは、当初見込んでいた来訪者数を大幅に上回った由。
「日本画の伝統を研究する傍ら西洋の近代・現代の絵画も意識しながら製作を続けてきた」久住の遺作の数々に、多くの方々が接することが出来る絶好の機会になりました。私が出掛けた2回も人の流れが途切れることはなく、手弁当で案内に努めた同級諸氏が忙しく応接に当たっていたのが印象的。

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11月の上野と言えば、各種の展覧会が犇めき、正に芸術の丘状態。銀杏は眩しい程の金色を放ち、楓は赤のグラデーションで人の心を誘う。既に枯れたとは言え、不忍池の蓮や無残に残った紫陽花の残影も、なお見る人の絵心を刺激するよう。
思えば、久住の作品には地平線や水平線を思い切ってキャンヴァス上部に設定するものが多く、そこに強いメッセージを読み取るのは私だけではないでしょう。池に佇んで、久住の画風に倣ってパチリ、とシャッターを押してみたくもなるじゃありませんか。

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久住もその一員だった我が高校3年のクラスは、そもそも39名で構成されていたようですが、既に9名が物故。約2割が鬼籍に入ったというのは、私共の年齢を考えれば高率の部類でしょうか。
残った30人の内、連絡が取れないメンバーは1人だけ。その所謂クラス会が年に2回、理由をこじつけてはそれ以上の回数を重ねているというのも、やや特殊なクラスだった(である、と現在形に言い直しましょう)と言えそうです。
もちろん中心となっていた故先生の人柄、求心力の強さがあったからこそではありますが、回を纏めてきた幹事諸氏の熱意がなければ出来ないこと。改めて我がクラスの結束の固さを実感する機会ともなりました。

故久住の展覧会、没後15年を迎えてもなお多くのギャラリーを集めたというのも、先生を始め故人となられたメンバーたちの目に見えないパワーが、今なお活きている故ではないか、と怪しげな想像を巡らせてしまいます。
場所を移した会場では、その辺りを再確認する場でもありました。

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