久し振りのテレビ観戦週間

去年の日記を見ていたら、放送音楽ネタとしていろいろな音楽番組の感想を取り上げていました。ま、暇だったんでしょう。そのうち飽きてしまって、気が付けば1年が経過しています。
ところで、今週はNHKハイビジョンがぶっ続けでメトロポリタン歌劇場の「ライブ・フロム・ザ・メット」を放送しています。夜の8時からノーカット。
月曜日はサントリーホールにいたので見ませんでしたが、去年も放送されたセヴィリアの理髪師の再放送。これは日記にも書いたのでパスです。
で、昨日は8時からテレビを独占していました。演目はグノーのロメオとジュリエット。ファウスト以外のグノーが掛かるのは珍しいのじゃないでしょうか。
ロメオにロベルト・アラーニャ、ジュリエットがアンナ・ネトレプコという如何にもメトロポリタンというスター・キャスト。指揮は彼のプラシド・ドミンゴであります。
私はオペラ通じゃないので、このオペラは初めて見ました(聴きました)。最初の幕でジュリエットが歌うアリアを知っているくらいですね。
だからどうこう言う資格はありませんが、最初はピンと来なかった上演も、幕が進むに連れて惹き込まれていきます。さすがメット。エンタテインメント精神は凄い。
私はネトレプコってあまり好きじゃないんですが、幕間の舞台裏カットや、ルネ・フレミング姐さんの直撃インタヴューなどを見ていると、歌手本人に親近感が沸いてきます。こういう舞台芸術の楽しみ方、日本には欠けてますねぇ。
オペラはオッソロシク長いもので、全5幕。明日のこともあるので、4幕まで見たところでギブアップしました。ま、作品が作品ですから、これで充分です。
お盆のような仕掛けを使った演出はギー・ヨーステン Guy Joosten という人。アラーニャもネトレプコも素晴らしかったけれど、ローレンス神父を歌ったロバート・ロイドが流石だと思いました。脇役も、私には不案内な人たちですが、挙って歌も芝居も達者です。
ということで、今週はテレビっ子を決め込んでいます。

 

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1件の返信

  1. Fledermaeuschen より:

    アラーニャの声が、やたらささくれ立っていませんでしたか?少しがっかりしました。

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