ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク･フィル(５)

１９４８－１９４９年シーズン(第１０７シーズン)のプログラムは二度に分けて紹介しましょう。その１回目。
１９４８年１０月７・８日　カーネギーホール
　バッハ＝レスピーギ/前奏曲とフーガ　ニ長調
　Ｒ．シュトラウス/交響詩｢ツァラトゥストラかく語りき｣
　ブラームス/交響曲第１番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
１９４８年１０月９日　ブッシュネル・メモリアル・ホール
　バッハ＝レスピーギ/前奏曲とフーガ　ニ長調
　Ｒ．シュトラウス/交響詩｢ツァラトゥストラかく語りき｣
　チャイコフスキー/交響曲第４番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
１９４８年１０月１０日　カーネギーホール
　バッハ＝レスピーギ/前奏曲とフーガ　ニ長調
　ブラームス/交響曲第１番
　Ｒ．シュトラウス/交響詩｢ドン・ファン｣
　ベルリオーズ/｢ファウストの劫罰｣～鬼火のメヌエットとラコッツィ行進曲
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
１９４８年１０月１４・１５・１７日　カーネギーホール
　ヴェルディ/歌劇｢ナブッコ｣序曲
　シャルパンティエ/管弦楽組曲｢イタリアの印象｣(第２楽章はカット)
　チャイコフスキー/交響曲第４番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
１９４８年１０月２１・２２日　カーネギーホール
　モーツァルト/歌劇｢フィガロの結婚｣序曲
　シェーンベルク/管弦楽のための５小品
　シューマン/交響曲第３番
　ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ヴァイオリン／ヨゼフ・シゲティ
１９４８年１０月２３日　カーネギーホール
　バッハ＝ミトロプーロス/幻想曲とフーガ　ト短調
　ウェーベルン/パッサカリア
　ブロッホ/ヴィオラと管弦楽のための組曲
　シューマン/交響曲第３番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ヴィオラ／ウイリアム・ランサー
１９４８年１０月２４日　カーネギーホール
　バッハ＝ミトロプーロス/幻想曲とフーガ　ト短調
　シューマン/交響曲第３番
　ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ヴァイオリン／ヨゼフ・シゲティ
１９４８年１０月２８・２９日　カーネギーホール
　ブラームス/大学祝典序曲
　グールド/交響曲第３番(改訂版初演)
　ブラームス/ピアノ協奏曲第２番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／ルドルフ・ゼルキン
１９４８年１０月３０日　カーネギーホール
　ブラームス/大学祝典序曲
　ボロディン/交響曲第２番
　メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
　グールド/交響曲第３番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ヴァイオリン／ドロシア・パワーズ
１９４８年１０月３１日　カーネギーホール
　ブラームス/大学祝典序曲
　ボロディン/交響曲第２番
　ブラームス/ピアノ協奏曲第２番
　　指揮／ディミトリ・ミトロプーロス
　　ピアノ／ルドルフ・ゼルキン
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１０月２３日のブロッホ作品。有名な｢ヘブライ組曲｣と同じものか否かは不明です。同じヴィオラをソロとする組曲ですが、当書では単に Suite for Viola and Orchestra とのみ表記されています。
１０月２８日のグールド作品についても詳細は不明です。オックスフォード音楽辞典によれば、グールドの第３交響曲は１９３７年の作品。改訂版があるか否かには触れられていません。
どちらにしてもオーケストラ・レパートリー辞典には掲載されていないもの。