リチャーズ・キッド、クーガーを連覇

７月２６日のアメリカ競馬は、デル・マー競馬場のクーガーⅡ世・ハンデキャップ Cougar Ⅱ H (ＧⅢ、３歳上、１２ハロン)一鞍。fast の馬場、４頭が取り消しての７頭立て。イーヴンの１番人気には３月にサンタ・アニタで同じ距離のトーキョー・シティー・カップを制したスカイ・キングダム Sky Kingdom が選ばれていました。
レースは、去年のスワップス・ステークス(ＧⅡ)勝馬ブルースカイズンレインボウ Blueskiesnrainbow が逃げるゆったりした流れ。粘る逃げ馬を３番手から２番手に進出した本命スカイ・キングダムが捉えましたが、前半は後方２番手で待機していた３番人気(４対１)のリチャーズ・キッド Richard’s Kid が馬５頭分の大外から鋭く追い上げ、スカイ・キングダムに半馬身差を付ける快勝です。更に半馬身差で粘ったブルースカイズンレインボウが３着。
ジョセフ・タラモ騎手に鋭く反応したリチャーズ・キッドは今年８歳。去年のクーガー・ハンデも勝っており２連覇となりました。実は去年まではボブ・バファート師が管理していましたが、その後売却されて現在はダグ・オネイル厩舎に所属しています。バファート師は２着スカイ・キングダムの調教師ですから、昔の僚友に苦杯を舐めたことにもなりましょうか。
リチャーズ・キッドは４・５歳時にここデル・マーのパシフィック・クラシック(ＧⅠ)も連覇しており、デル・マーは得意のコース。去年はクーガーに勝ったあと３度目のパシフィックを目指しましたが、勝利はならず。それを含めて１０連敗していましたが、１年振りの勝星となりました。クーガーも２００９年は２着、２０１０年が３着で、余程デル・マーの長距離戦が合っているのでしょう。今年のパシフィックはどうでしょうか、見所の一つ。

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