リチャーズ・キッド、パシフィック・クラシック三度目の制覇へ視界良好
昨日のアメリカ競馬は、デル・マー競馬場のクーガーⅡ世・ハンデキャップ Cougar Ⅱ H (GⅢ、3歳上、12ハロン)一鞍です。fast の馬場、6頭が出走してきました。123ポンドのトップ・ウエイトを背負いながらも、既にGⅠを3勝しているリチャーズ・キッド Richard’s Kid が2対5の1番人気に支持されていました。
と言っても当ブログには余り馴染がありませんが、それもそのはず、去年はドバイをベースにしていて(メイダンで3戦未勝利)、アメリカで活躍したの4歳、5歳の2009年と2010年だったから。今年7歳になるヴェテランが、ボブ・バファート師の下に復帰、ハリウッド・ゴールド・カップ(GⅠ)ではゲーム・オン・デュード Game On Dude の2着していました。
レースは1マイル半の長距離戦を意識してゆったりしたスタート。フライ・レクシス・フライ Fly Lexis Fly とワース・リピーティング Worth Repeating の先行争いを後方2番手で待機したラファエル・ベハラノ騎乗のリチャーズ・キッドが、直線で外に出して仕掛けると桁違いの末脚を発揮、ワース・リピーティングに1馬身半差を付けて格の違いを見せ付けました。更に3馬身4分の3差で3着はバラドリー Balladry 。勝ち時計2分29秒22は、去年のこのレースでバーボン・ベイ Bourbon Bay がマークしたタイムを0秒17更新するコース・レコードでした。
リチャーズ・キッドはこのレース、2009年(4歳)が2着、2010年が3着。3度目の正直での初制覇。2009年も2010年も、このレースの後、GⅠのパシフィック・クラシックを制していますから、今回が最も順調にクラシックに向かうことになります。今年のクラシックは8月26日、古豪の復帰で中心になることは間違いないでしょう。
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