ハイティンクの王道プログラム

先週土曜日のプロムスは、今年3月に85歳を迎えた巨匠ベルナルド・ハイティンクによる正に王道を行くプログラムが披露されました。マエストロにとって今年はデビュー60年の記念の年でもあります。
先日年下のローリン・マゼールが亡くなって世界をガッカリさせましたが、オランダの巨匠にはいつまでも現役で活躍して欲しいと思います。

8月16日 ≪Prom 40≫
シューベルト/交響曲第5番
     ~休憩~
マーラー/交響曲第4番
 ロンドン交響楽団
 指揮/ベルナルド・ハイティンク Bernard Haitink
 ソプラノ/カミリア・ティリング Camillia Tilling

ご覧の様なプログラム、最近も何処かで聴いたような組み合わせですが、かつてバーンスタインもこの2曲で勝負していたと記憶します。
従って作品については特にコメントなし。マーラーは今年のプロムスでもシリーズの様に取り上げられている作曲家。私も最も好きな4番はハイティンクに委ねられました。

予想した通りプレイヤーを煽ることが全く無い演奏で、終楽章、歌の最後のフレーズでは付点音符が無くなるのがその象徴にもなっていると感じられました。

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