クワの実を~

昨日は疲れてしまって、日記を書く気になりませんでした。仕事し過ぎ、といっても道楽仕事ですけど。

日記ネタはいろいろあるのですが、今日も頭がボーッとしてます。支離滅裂でまとまりません。

昨日は気晴らしに蘇峰公園に行きました。午前11時頃かな。
「小満」とはよく言ったもの。木々はスッカリ緑を展開して、暗く感ずるくらいに樹陰が濃くなっていました。

ここは大きな桑が何本かあって、実が熟し始めています。黒く熟したものは触れるだけで取れるので、いくつか摘んで食していると、小さい女の子が不思議そうに見ています。
“食べてみる? 甘いよ”

恐る恐る口にしていましたが、母親は心配そう。美味しかったとみえてせびってきます。
そのうちになついてしまって、若いお母さんも“生まれて初めてクワの実を食べました”と言っています。
(都会でクワなんて誰も見向きもしませんからねェ)

「クワの実」と言えば、三木露風/山田耕筰の「赤とんぼ」。2番でしたっけ、“山の畑の桑の実を、小籠に摘んだわ幻か”。

何か凄い詩ですね。3番なんかもっと寂しい、というか恐ろしい感じがします。初夏の入梅前、クワを頬張る度にこの歌を口ずさんでしまう私って・・・。

ということで、暫し放心。

どうにも子供になつかれると離してくれません。あれこれ鳥や虫の話をすると、もう父親と勘違いしているみたい。
具合が悪いので“おじさんはこれからお昼の支度をしなくちゃいけないから、バイバイね”と誤魔化して逃げてきました。

ということであまり観察できず。
見たのはアオスジアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、ルリシジミ。
そうそう、ヒメジャノメが今年の初見。蘇峰はヒメジャノメがたくさんいますが、四谷にはいません。逆にヒメウラナミジャノメは拙宅の近辺では見られませんね。草原風の環境がないから当然ですが。

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