史上初の開催中止
4月3日、ケンタッキー州レキシントンにあるキーンランド競馬場の春開催がオープンしました。同州のチャーチル・ダウンズ競馬場の一月前に行われる短期集中開催で、週末以外にもG戦が行われる歴史あるフェスティヴァルです。
ところが今年のレキシントン地方は前日の木曜日から竜巻を伴う大雨が続き、開催初日も何とか第6レースまでは泥田の中で行われてきましたが、主催者側は遂に第7レース以降の4レースのキャンセルを決定しました。
この日は第9レースにトランシルヴァニア・ステークス Transylvania S (芝GⅢ、3歳、8.5ハロン)が組まれていましたが、このG戦は4月15日に順延されることも併せて発表されています。
当初は13頭の登録がありましたが、午前中の時点でダート・コースに変更が決まっていたので6頭が取り消していました。ダートで強行し、Gの格付けを剥奪されるよりは良かったかもしれません。
関係者の話では、キーンランドの春開催が中止されたことは同コース78年の歴史でも前例は無いとのこと。近年の気象変動の激しさを物語っているようです。
ところで小欄はこの週末、取材のため2日間ほど東京を離れます。土曜日に行われる各地のクラシック・トライアルなどの結果については来週火曜日以降のレポートとなりますので、よろしくお願いします。
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