ライディリュックもダービーに向かうか?

3月3日、日曜日のG戦は一鞍のみ。ガルフストリーム・パーク競馬場で施行されたパーム・ビーチ・ステークス Palm Beach S (芝GⅢ、3歳、9ハロン)です。前日に行われたヒアカムズザブライド・ステークスの牡馬版に当たる一戦で、芝コースながらケンタッキー・ダービーへのステップの一つとしての意味も持ち合わせたG戦と言えるでしょう。
この日も芝コースは firm 、11頭立て。8対5の1番人気に支持されたチャーミング・キッテン Charming Kitten は、前走1月20日に同じガルフストリーム・パークでキッテンズ・ジョイ・ステークス(一般ステークス)に勝った馬で、父の名を冠したレースの勝馬ということでも記憶に新しい存在です。
しかし伏兵ダッズ・ラフ Dad’z Laugh の逃げを2番手でマークした2番人気(2対1)のライディリュック Rydilluc が抜け出すと、5番手から徐々に追い上げた本命チャーミング・キッテンに3馬身差を付けての快勝。首差3着にリボーティング・スター Reporting Star が続きました。
ゲーリー・コンテッサ厩舎、エドガー・プラード騎乗のライディリュックは、これがステークス初挑戦。去年10月にベルモントのデビュー戦で5着したあと、11月にアケダクトで初勝利、今年1月にレヴェルの高いアローワンスを連勝してここに臨んでいました。初戦はダート・コースでしたが、続く2勝はいずれも芝でのもの。
同馬の今後についてコンテッサ師は、3月23日にターフウェイ・パークで行われるスパイラル・ステークス(GⅢ、55万ドル)か、4月13日にキーンランドで予定されているブルー・グラス・ステークス(GⅠ)に使い、結果を見てダービー挑戦を判断するとのこと。ダートコースで負けたとは言え、未だ経験の無いデビュー戦でのもの。現時点で芝専門と決め付けるのは早計でしょう。

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