シャルル・ミュンシュ指揮ニューヨーク・フィル(1)
昨日モントゥーをやりましたので、今日はミュンシュです。この指揮者も大好きなんですが、他でも書いてますから繰り返しません。
ミュンシュと言えばボストン交響楽団ですが、ミュンシュのアメリカ・デビューはニューヨーク・フィルだったはずです。ニューヨークはミュンシュに音楽監督就任を要請する意向だったようですが、後から来たボストンにさらわれてしまった、というエピソードを聞いたような記憶があります。
それでもミュンシュは度々ニューヨーク・フィルに客演し、得意のプログラムを披露しています。かなりたくさんあるので、二度分けしましょう。
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1947年1月23・24日 カーネギーホール
ヘンデル=ハーティ/組曲「水上の音楽」
オネゲル/交響曲第3番
ドビュッシー/管弦楽のための映像~「イベリア」
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年1月25日 カーネギーホール
ヘンデル=ハーティ/組曲「水上の音楽」
シューマン/交響曲第4番
プーランク/オルガン協奏曲
ドビュッシー/管弦楽のための映像~「イベリア」
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
指揮/シャルル・ミュンシュ
オルガン/エドゥアルド・ニース=ベルガー
1947年1月26日 カーネギーホール
オネゲル/交響曲第3番
シューマン/交響曲第4番
ドビュッシー/管弦楽のための映像~「イベリア」
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年1月30・31日 カーネギーホール
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/シャルル・ミュンシュ
ヴァイオリン/ヨゼフ・シゲティ
1947年2月1日 カーネギーホール
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
ルーセル/交響曲第3番
ルーセル/「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番
ドビュッシー/交響詩「海」
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年2月2日 カーネギーホール
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
コレルリ/ラ・フォリア
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218
ルーセル/「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番
ドビュッシー/交響詩「海」
指揮/シャルル・ミュンシュ
ヴァイオリン/ヨゼフ・シゲティ
1947年11月6・7日 カーネギーホール
オネゲル/交響曲第2番
ルーセル/組曲ヘ調
ブラームス/交響曲第4番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年11月8日 カーネギーホール
オネゲル/交響曲第2番
ルーセル/組曲へ調
サン=サーンス/交響曲第3番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年11月9日 カーネギーホール
ウェーバー/歌劇「オペロン」序曲
オネゲル/交響曲第2番
サン=サーンス/交響曲第3番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1947年11月13・14日 カーネギーホール
ヘンデル/合奏協奏曲イ短調作品6-4
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
フランク/交響曲ニ短調
指揮/シャルル・ミュンシュ
ヴァイオリン/ジネット・ヌヴー
1947年11月15・16日 カーネギーホール
ヘンデル/合奏協奏曲イ短調作品6-4
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
ジョージ/序奏とアレグロ
フォーレ/組曲「ペレアスとメリザンド」
ラヴェル/ラ・ヴァルス
指揮/シャルル・ミュンシュ
ピアノ/ジャック・エイブラム
1948年1月1・2・4日 カーネギーホール
オネゲル/オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」
指揮/シャルル・ミュンシュ
ソプラノ/ナディーヌ・コンナー、ヤルミラ・ノヴォトナ
コントラルト/エニード・サント
テノール/ジョセフ・ラデルート
バス/ロレンツォ・アルヴァリー
語り/ヴェラ・ゾリナ、レーモン・ジェローム
合唱/ウェストミンスター合唱団
1948年1月8・9日 カーネギーホール
モーツァルト/アダージョとフーガ
ベートーヴェン/交響曲第8番
チャイコフスキー/ロココ風主題による変奏曲
マルティヌー/交響曲第3番
指揮/シャルル・ミュンシュ
チェロ/レナード・ローズ
1948年1月11日 カーネギーホール
モーツァルト/アダージョとフーガ
モーツァルト/交響曲第38番
ベートーヴェン/交響曲第8番
ラヴェル/スペイン狂詩曲
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
指揮/シャルル・ミュンシュ
1948年1月29・30日 カーネギーホール
ベルリオーズ/幻想交響曲
シューマン/ピアノ協奏曲
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲第1番、第2番
指揮/シャルル・ミュンシュ
ピアノ/ニコール・アンリオ
1948年1月31日、2月1日 カーネギーホール
シャブリエ/楽しい行進曲
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/シャルル・ミュンシュ
ピアノ/ザーデル・スコロフスキー
1948年2月5・6日 カーネギーホール
ブロッホ/弦楽のための合奏協奏曲
シューベルト/交響曲第5番
ミヨー/交響曲第2番
デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」
指揮/シャルル・ミュンシュ
1948年2月7日 カーネギーホール
ブロッホ/弦楽のための合奏協奏曲
シューベルト/交響曲第5番
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番
デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」
指揮/シャルル・ミュンシュ
ヴァイオリン/マイケル・ローゼンカー
1948年2月8日 カーネギーホール
ブロッホ/弦楽のための合奏協奏曲
シューベルト/交響曲第5番
サンサーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番
ベルリオーズ/歌劇「ベンベヌート・チェルリーニ」序曲
ラヴェル/ボレロ
指揮/シャルル・ミュンシュ
ヴァイオリン/マイケル・ローゼンカー
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1947年11月に取り上げているジョージという人については、よく判りません。アメリカの作曲家であることだけは確かです。
アール・ジョージ Earl George の序奏とアレグロ Introduction and Allegro という作品は、カール・フィッシャーという出版社のレンタル・カタログに記載がありまして、楽器編成は 3/2/2/2, 4/3/3/1, timp,perc,str. と表記されています。演奏時間は8分の由。作曲家に関する情報は全くありません。
マルティヌーの第3交響曲、ミヨーの第2交響曲など、ミュンシュのディスコグラフィーに載っていない作品も演奏していますね。是非、録音を発掘して欲しいものだと思っています。
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