ジョージ・セル指揮ニューヨーク・フィル(３)
セルとニューヨーク・フィルの３回目は、第１０６シーズンと第１０９シーズンです。
即ちセルは１９４８年３月から１９５０年１２月までの２年半、ニューヨーク・フィルの指揮台から遠ざかっていました。
《第１０６シーズン》
１９４７年１２月１８・１９日 カーネギーホール
コープランド/交響曲第３番
ブラームス/交響曲第１番
指揮／ジョージ・セル
１９４７年１２月２１日 カーネギーホール
モーツァルト/歌劇｢フィガロの結婚｣序曲
ウェーバー/歌劇｢魔弾の射手｣序曲
シューベルト/交響曲第８番｢未完成｣
コープランド/交響曲第３番
指揮／ジョージ・セル
１９４７年１２月２２日 ホテル・プラザ
モーツァルト/交響曲第３５番
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
ヨゼフ・シュトラウス/円舞曲｢オーストリアの村燕｣
ヨハン・シュトラウス/無窮動
ヨハン・シュトラウス/トリッチ・トラッチ・ポルカ
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／ジョン・コリリアーノ
ヴィオラ／ウイリアム・ランサー
１９４７年１２月２５・２６日 カーネギーホール
ベートーヴェン/｢コリオラン｣序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／エリカ・モリーニ
１９４７年１２月２８日 カーネギーホール
Ｒ．シュトラウス/交響詩｢ドン・ファン｣
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／エリカ・モリーニ
１９４８年２月２６・２７日 カーネギーホール
モーツァルト/セレナード第９番二長調Ｋ３２０
ラロ/スペイン交響曲
シューマン/交響曲第２番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／イェフディ・メニューイン
１９４８年２月２８日 カーネギーホール
ブラームス/大学祝典序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第１番
フランク/交響曲
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／シギ・ワイセンベルク
１９４８年２月２９日 カーネギーホール
ブラームス/大学祝典序曲
ラロ/スペイン交響曲
シューマン/交響曲第２番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／イェフディ・メニューイン
１９４８年３月４・５日 カーネギーホール
ヴェルディ/歌劇｢運命の力｣序曲
ハイドン/交響曲第９２番
チャイコフスキー/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
１９４８年３月６日 カーネギーホール
ヴェルディ/歌劇｢運命の力｣序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第２番
チャイコフスキー/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ユージン・イストミン
１９４８年３月７日 カーネギーホール
ヴェルディ/歌劇｢運命の力｣序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第２番
フランク/交響曲
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ユージン・イストミン
《第１０９シーズン》
１９５０年１２月７・８・１０日 カーネギーホール
ウェーバー/歌劇｢オベロン｣序曲
シベリウス/交響曲第７番
バーバー/第１エッセイ
Ｒ．シュトラウス/ドン・キホーテ
指揮／ジョージ・セル
チェロ／レナード・ローズ
ヴィオラ／ウイリアム・ランサー
１９５０年１２月１１日 ホテル・プラザ
モーツァルト/交響曲第３５番
モーツァルト/音楽の冗談
シューベルト/｢ロザムンデ｣間奏曲とバレエ
ヨハン・シュトラウス/円舞曲｢美しく青きドナウ｣
指揮／ジョージ・セル
１９５０年１２月１４・１５・１７日 カーネギーホール
カセルラ/パガニーニアーナ
ブルックナー/交響曲第８番
指揮／ジョージ・セル
１９５０年１２月２１・２２日 カーネギーホール
ベートーヴェン/｢プロメテウスの創造物｣序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／エリカ・モリーニ
１９５０年１２月２３日 カーネギーホール
ウェーバー/歌劇｢オベロン｣序曲
カセルラ/パガニーニアーナ
エルガー/｢エニグマ変奏曲｣～二ムロッド
バーバー/第１エッセイ
ベートーヴェン/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
１９５０年１２月２４日 カーネギーホール
ベートーヴェン/｢プロメテウスの創造物｣序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン/交響曲第６番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／エリカ・モリーニ
１９５０年１２月２８・２９日 カーネギーホール
ロッシーニ/歌劇｢絹の梯子｣序曲
スメタナ/ボヘミアの森と草原より
マルタン/７つの管楽器、弦楽器、打楽器とティンパニのための協奏曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第５番
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ルドルフ・ゼルキン
１９５０年１２月３０日 カーネギーホール
スメタナ/ボヘミアの森と草原より
マルタン/７つの管楽器、弦楽器、打楽器とティンパニのための協奏曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／エリカ・モリーニ
１９５０年１２月３１日 カーネギーホール
ロッシーニ/歌劇｢絹の梯子｣序曲
スメタナ/ボヘミアの森と草原より
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第５番
チャイコフスキー/交響曲第４番
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ルドルフ・ゼルキン
１９５１年１月４・５日 カーネギーホール
メンデルスゾーン/｢真夏の夜の夢｣～序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第２番
ベートーヴェン/交響曲第２番
指揮／ジョージ・セル
ヴァイオリン／ジョン・コリリアーノ
１９５１年１月７日 カーネギーホール
スメタナ/モルダウ
ショパン/ピアノ協奏曲第２番
ベートーヴェン/交響曲第２番
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ギオマール・ノヴァエス
１９５１年１月１１・１２日 カーネギーホール
ワーグナー/歌劇｢ローエングリン｣前奏曲
ハイドン/交響曲第９２番
シューベルト/交響曲第９番｢ザ・グレイト｣
指揮／ジョージ・セル
１９５１年１月１４日 カーネギーホール
ワーグナー/｢ローエングリン｣前奏曲
メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第１番
シューベルト/交響曲第９番｢ザ・グレイト｣
指揮／ジョージ・セル
ピアノ／ルドルフ・フィルクスニー
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この２シーズンについては特に記すこともないでしょう。
セルのレパートリーとしては、コープランドの第３、シベリウスの第７、バーバー、カセルラ、マルタンの作品などが珍しいところ。音源が発見されればコレクターズ・アイテムになること間違いなし。
ゼルキンとの｢皇帝｣も別の意味で興味がありますね。
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