ゲネプロ

今日は神奈川県民ホールの「トゥーランドット」を聴きに行きますが、その前日、ゲネプロの公開とプレトークという催しが行われました。昨日のことです。
金曜日の午後2時からということで、参加した暇人、いや熱心なファンは100名を超えていました。定員に限りがあるということで事前申し込み制でしたが、“席に余裕がございません”ということでしたから、予定以上の申し込みがあったのでしょう。
ゲネプロ。即ちゲネラル・プローべの略ですから、総稽古ということです。本番と全く同じ進行で行われました。
キャストは2日目の並河(トゥーランドット)-福井(カラフ)-高橋(リュー)組。
各幕の休憩時間も本番と同じ設定です。もちろん途中で止めたり、歌手も適当に歌うなどということはありません。
ゲネプロ自体のスケジュールが変更(1時間遅れ)になった由で、この催しも全3幕の通し公演の鑑賞という形に変更。ラッキーと言えばラッキー、本番を2度聴くような趣向になってしまいました。
内容や感想等はこれから本番のプロダクションですから、今は秘密にしておきます。
この日のゲネプロは公開という性格もあって、最後のカーテンコールも本番と同じスタイルで行われていたようです。もちろん参加者は盛大に拍手を贈りました。
このカーテンコール、日本ではチョッと珍しい趣向がありますから、幕が降りても拍手を続けるように。
ゲネプロのあと、ロビーでプレトーク。
当初は演出の粟國淳氏と指揮者の沼尻竜典氏とによるスペシャル・トークということでしたが、沼尻氏はオーケストラとの追加リハーサルが必要とのことで不参加。ホールの司会者が粟國氏にいくつかの質問、という形で30分ほど開催。
粟國氏、実に良く喋ります。滔々という感じ。“喋る、訴えるのが仕事でもありますから”ということです。2歳からイタリアに住んで39年といいますから、ほとんどイタリア人ですね。よく日本語が出来るな、という印象。
何故舞台が中国ではなく機械仕掛けなのか、リューが自殺ではなく兵士たちに殺されるのかのコンセプトについても語ってくれました。
あ、そういうことですか。
今日と明日の公演をご覧になれば、必ず話題になるポイントでしょうねぇ~。
今日は横山(トゥーランドット)-水口(カラフ)-木下(リュー)組の公演です。プレトークによれば、公開ゲネプロとはまた違った部分も出てくるのだとか。
その辺を楽しみに聴いて参ります。感想等は明日にでもアップする予定。

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