天現寺橋のオアシス

暇潰しネタ

昨日は勤労感謝の日ということで、世間は3連休。そこで、というわけではないけれど、オアシスに行って来た。

日本フィル・マエストロサロン→音楽茶話会、という流れの集まり。日本フィル会員にして某大学の常任理事氏のご子息が、イタリア修行から帰国された。現地でワインのソムリエの資格を取得、目出度く広尾にイタリア料理の瀟洒なワイン・レストランをオープンしたのである。

9月の茶話会で話題になり、それじゃお祝いに駆けつけましょう、という展開。しかしながら超多忙なヴィオリストの都合が付かず、結局、実現したのが昨日の夜。開店が9月6日だったから、2ヶ月以上も遅くなってしまった。メンバーは我々を含め、常任理事氏ご夫妻も参加しての7名。

場所は、地下鉄の広尾駅で降り、天現寺橋まで南下した辺り。渋谷川を目前に見る一等地である。フランス大使館の裏手になる。
店の名は「インカント」 Incanto 。魅惑的、という意味のイタリア語。既に口コミで話題になり、メディアから取材要請が絶えないそうだが、今のところは全て断っている由。自らイタリアで切り拓いたルートがあり、日本ではここでしか呑めないワインもあるとか。

3人のシェフが素晴らしいイタリア料理を供してくれる。件のソムリエ氏は、料理に合わせて絶妙にワイン選択。居酒屋でいうお通しから始まって、前菜、パスタ、メインディッシュ、デザートとコーヒーのフル・コース。値段も相当なものだけれど、そこはそれ、大いにサービスが効いたらしい。

皆それぞれに好みのメニューを取って、適当に分配。豪華なイタリアンと多彩なワインを満喫。一応、私は前菜がウサギ、パスタはホロホロ鳥、メインを鹿でまとめた。どれも初めて食すものばかり。“お~いひ~い!!”

呑めもしないワインが進んだのは、料理に合わせて選択されたから。なるほど、ワインなるものは単独でガブガブ呑むものではなく、料理に合わせて適度に頂くもの。そうすれば酔っ払うという事態には至らないのである。5~6種類のワインを頂いたのかしら。

話題はもちろん音楽が中心。会話が弾みに弾み、4時間があっという間に経ってしまった。
正に至福の時、一刻のオアシスであろう。

さて連休、今日は読売日響の定期に出掛け、明日早朝の新幹線で大津に入る。びわこホールのツェムリンスキーが目的。この日は大津泊で、翌日はBSクラブに参加。なに、家内の兄弟姉妹で構成されている Brothers and Sisters のこと。
京都に場所を移動して昼食会が待っている。お酒は程ほどにして、夫々自由に観光なり何なりして下さい。当然、私は休暇を取らなきゃならん。他の皆さんは既にリタイアード。

東京に戻るのは月曜日の夜。それまではコンピュータを開くこともないので、ミクシィ日記は更新しないし、ジャパン・カップの結果も知らない。世俗を忘れての暇潰し、と御座い。

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