カルチェ・レーシング・アワーズ2009

昨日、ロンドンはメイフェアーのクラリッジ・ホテルでおこなわれた毎年恒例のレーシング・アワードの結果を発表しましょう。
この投票、去年は書いていませんが、一昨年の日記で触れています。

今年のホース・オブ・ザ・イヤーは誰も異論が無いでしょう。そう、シー・ザ・スターズ Sea the Stars です。
その他の各部門の受賞馬は以下の通り。

カルチェ・2歳牝馬アワーズ スペシャル・デューティー Special Duty (仏)
カルチェ・2歳牡馬アワーズ セント・ニコラス・アベイ St Nicholas Abbey (愛)
カルチェ・3歳牝馬アワーズ サリスカ Sariska (英)
カルチェ・3歳牡馬アワーズ シー・ザ・スターズ Sea The Stars (愛)
カルチェ・古馬アワーズ ゴールディコヴァ Goldikova (仏)
カルチェ・スプリンターアワーズ フリーティング・スピリット Fleeting Spirit (英)
カルチェ・ステイヤーズ・アワーズ イェーツ Yeats (愛)

2歳牝馬のスペシャル・デューティーはチーヴリー・パーク・ステークス優勝が評価されての受賞。クリティック・ヘッド=マーレクさんの調教馬です。
2歳牡馬セント・ニコラス・アベイは、ご存じエイダン・オブライエン厩舎で、レーシング・ポスト・トロフィーでの圧勝が注目を集めました。無敗のクラシック候補。

3歳牝馬は混戦でしたが、結局マイケル・ベル師のオークス馬サリスカに。オークス2着のミッドデイがブリーダーズ・カップに勝ったことも間接的に評価されたようです。
3歳牡馬シー・ザ・スターズは改めて紹介する必要もありません。ジョン・オックス厩舎が育てた名馬、併せてホース・オブ・ザ・イヤーも受賞して2009年を締め括りました。

古馬に選ばれたゴールディコヴァは、ブリーダーズ・カップ・マイルで圧勝した牝馬。フレッディー・ヘッド調教師は、2歳牝馬部門受賞のクリティック姉御の弟ですね。

スプリンターは最も評価が割れた部門でしょうが、トータル・ギャラリー、ボーダーレスコット等を抑え、ジュライ・カップの勝馬フリーティング・スピリットが選ばれました。ジェレミー・ノセダ厩舎。
そしてステイヤーは、アスコット・ゴールド・カップ4連覇のイェーツ。馬の能力以上に競馬界への貢献度が評価されたと思います。2歳牡馬と同じくエイダン・オブライエン厩舎のダブル。

日本の競馬ファンとしては、ジャパン・カップが未だ終わってないゾ~、と言いたいところでしょうが、最近特に存在感が薄れている極東の競馬は、残念ながらアワーズの対象にはなりませんね。
何とかしなきゃいけませんよ。日本中央競馬会さん。

 

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