悲劇のブリーダーズカップ

ブリーダーズ・カップの結果を見て、暗澹たる気持ちになりました。最後の大一番、クラシックで人気の一角、ヨーロッパの期待を背負ったジョージ・ワシントンが故障、殺処分になってしまったようです。
調教師エイダン・オブライエンのアンヌマリー夫人は泣き崩れてしまったそうです。

とにかく馬場状態が酷かったですね。ダート・コースなどは水が浮いて、レースコースというよりは干潟を走っているみたい。ムツゴロウが釣れてもおかしくない光景でしたから。
こんなコースでは、スタートで後手を踏んでしまっては競馬になりませんね。ただ一巡してくるだけ。ジョージ・ワシントンはそれすら叶わなかった。

芝も同じ。凱旋門賞馬ディラン・トーマスは重馬場が嫌いな馬。こんなコースでは最初から走る気がなかったみたい。8頭立て5着の惨敗。
マイルで人気になったエクサレント・アートはよく走りましたね。後手を踏みながら2着に追い込んできました。
それでもヨーロッパ勢は1勝も出来ず、空の財布でアメリカを後にしたのは1998年以来のことだそうです。
クラシックに勝った3歳のカーリン Curlin 、3冠レースはダービー3着、プリークネス優勝、ベルモント2着ですから、これでアメリカの年度代表馬は確実でしょうか。

それにしても後味の悪いブリーダーズ・カップでした。こんな競馬を見せられては、どうにもアメリカの競馬には愛着が沸きませんね。
他のレースの詳細も書く気がしません。ユーチューブでも見て確認して下さい。

 

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