読響2008/2009
音楽ネタ
遂に来シーズンの案内が来ました。読売日響の2008/2009シーズン。ここでは大雑把なスケジュールを書いておきます。
常任指揮者スクロヴァチェフスキは、4月・9月に加えて、2009年3月も登場します。任期がここまでですから、告別演奏会となるのでしょうか。何かあっという間ですね。
で、何を取り上げるかというと、中心はやはりブルックナー。0・1・2・5、全部で4曲やっちゃいます。これまでの共演を合計すれば、ブルックナー全集ですね。
4月定期は第5、4月芸劇マチネーと横浜で第2もあります。9月の名曲と芸劇名曲では第0、2009年3月に同じく名曲と芸劇名曲で第1です。
ブルックナー以外では、4月はチャイコフスキー悲愴と春の祭典(名曲と芸名)。ブルックナー第2との組み合わせは、自作の左手ピアノ協奏曲(ソロはグラフマン)。
9月にはブラームス第3+ショスタコーヴィチ第1(他にシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番)が定期。芸名と横浜ではシューマン第2+ツァラトゥストラ。ブルックナー第0の組み合わせはブラームスのピアノ協奏曲の1番で、ソロはキムラ=パーカー。
3月のブルックナー第1に組まれるのはブラームスのハイドン変奏曲その他。定期ではベートーヴェンのミサ・ソレムニスですよ。そして芸名と横浜がスクロヴァ翁の新作初演(ミネソタとの共同委嘱)とブラームスの第4。3月22日の横浜が、スクロヴァチェフスキ常任としての最後になります。
つまり今期と併せると、ブラームスも交響曲全集が揃うことになりますね。期待された近・現代作品は、やや品薄の感は否めません。
そこは正指揮者・下野竜也の腕の見せ所。5月定期では日本人作曲家への新作委嘱(内容未定)とコリリャーノのフルート協奏曲やります。
ヒンデミット・プログラム?は10月で、何と何とシンフォニア・セレナとレクイエム。困ったなぁ、聴きどころ。レクイエムはお手上げじゃ。
ドヴォルザーク・シリーズでは、第4交響曲が珍しいところ。
前常任・アルブレヒトが7月にやってきます。プロは二つ、シューベルト没後180年プログラムのザ・グレイト。定期では新世界を振りますが、抱き合わせはヴァレーズのアメリカ、っていかにもアルブレヒトでしょうが・・・。
ヴァンスカのベートーヴェン・シリーズは第4+第8の日と、第6.田園と共に演奏されるのはまたまたアホ。今度は第9交響曲・トロンボーン協奏曲、ってどういうことか。
日本フィルの次期首席・ラザレフが就任前に浮気します。6月はオール・ラザレフでチャイコフスキー第4、ボロディン第2、レスピーギのローマの祭りなどなど色々。
定期に限って言えば、12月の広上淳一、2009年1月の上岡敏之に注目。広上はオール・ブラームスですが、大いに捻りを効かせ、ドッペル・コンチェルトとシェーンベルク編曲版のピアノ四重奏曲。協奏曲のソロはカプソン兄弟ですぞ。
一方の上岡、バラの騎士組曲がメイン。あくまでもオペラハウスのカペルマイスターとしての実績で勝負ですね。
他にもいろいろありますが、いずれネットでも発表されるでしょう。さぁ、楽譜の発注に取り掛からなきゃ。来シーズンは何を揃えればいいのかな・・・。
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