ハイヴィジョンの「アイーダ」

昨日からNHKハイヴィジョンでメット・ライヴビューィングの放送が始まりました。取り敢えず4作品がオンエアされますが、いずれ続編もあるだろうと期待しています。

このシーズン、映画館で上演された時に何本かは見たのですが、昨夜(と言うより今朝か)放送された「アイーダ」は見損なったもの。ハードディスクに録画予約して先ほど見終わりました。

実はこのアイーダ、映画上映を見ようと川崎に出掛けたのですが、何と平日の午前だと言うのに売り切れの表示が。別の日に再挑戦すれば見れたはずですが、今更アイーダでもないという気持ちと、いずれNHKで放送するだろうという打算が働いたのかも知れません。結局このシーズンのメットは半分ほどは見ずに終わってしまっていたものでした。

ということで1年振りに見ることが出来たアイーダ、こんな配役でした。

アイーダ/ヴィオレータ・ウルマーナ
ラダメス/ヨハン・ボータ
アムネリス/ドローラ・ザジック
アモナスロ/カルロ・グェルフィ
 指揮/ダニエレ・ガッティ
 演出/ソニヤ・フリゼル

2009年10月24日の公演をハイヴィジョン収録したもの。

演出は新演出ではなく、1980年代から続いているものの由。例の凱旋の場では拍手も起きるほど豪華なセットです。馬も、物凄い数のエキストラも登場し、これぞ「アイーダ」というスペクタクルですわ。
ま、これで満足すべきなんでしょうね。

歌手陣も重量級、横綱・大関揃い踏みの感あるキャストです。変に深読みしたり、政治問題化したりしないところがメットらしくてよろしい。

でもね、私にとってアムネリスはジュリエッタ・シミオナートが神様なんです。メットで20年アムネリスを歌っているというザジック嬢の貫禄には圧倒されるけど、これがエジプトの王女かと思うと幻滅しないでもない。もう少し品格と言うか、判るでしょ。ザジックさん、ごめんなさいね。

舞台裏のホストはルネ・フレミング姉さん。このインタヴューが面白いんですよね。意外な話が飛び出したりして、最近ではオペラ公演そのものより楽しみにしている自分を発見したりします。

今回もラダメス役はバリトンから転身した人だそうだし、アイーダ役もメゾだったとか。ウルマーナさんはアムネリスも歌ったことがあるんですってよ。
エぇーッという話は、アイーダさん、リトアニアの大統領候補になりそうだったとか。歌より政治で有名になっていたのかもしれん。

エキストラ3人のインタヴューも傑作。一人は経済誌の記者が本業で、仕事が終わってからリハーサルに来るんだそうな。日本じゃ考えられないけど、これ、初台でも取り入れたらどうかしらね。クラシックの裾野を広げるという意味でも効果があるかも。仕事ばかりが人生じゃないんだから。

聞き手のフレミングも、“私の元・夫もエキストラで・・・” なんてウッカリ口を滑らしてましたが、インタヴューを聞くだけでも見モノのメット「アイーダ」でした。

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