プロムス・デビューのヴェルディ響

今年のプロムスも残すところあと僅か、9月5日はプロムス初登場というミラノ・ジュセッペ・ヴェルディ交響楽団の演奏会でした。

≪Prom 72≫
ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲
ヴェルディ/歌劇「アッティラ」~O dolore! Ed io vivea
ヴェルディ/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」~A toi que j’ai cherie
ヴェルディ/歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
ヴェルディ/歌劇「シモン・ボッカネグラ」~O inferno!…Sento avvampar nell’anima
ヴェルディ/歌劇「アイーダ」凱旋行進曲
ヴェルディ/歌劇「ルイザ・ミラー」~O fede negar potessi…Quando le sere al placido
ヴェルディ/歌劇「リゴレット」~La donna e mobile
     ~休憩~
チャイコフスキー/マンフレッド
 ミラノ・ジュセッペ・ヴェルディ交響楽団
 指揮/シェン・ジャン
 ジョセフ・カレヤ(テノール)

指揮のジャンは、中国系アメリカ人の音楽監督、しかも女性。日本でどの程度認知されているのは知りませんが、こんな経歴だそうです。明日のプロムスを振るマゼールの秘蔵子とか。

http://en.wikipedia.org/wiki/Xian_Zhang

前半はもちろん今年生誕200年のヴェルディを特集したもの。管弦楽の小品の間にテノールのアリアが歌われました。ワーグナーに比べるとやや安直な感も・・・。特にアイーダの行進曲は、例のトランペットのマーチに前半と後半を短く結んでチャンチャン、でした。
歌ったカレヤは、去年のラスト・ナイトに出演してヴェルディやプッチーニを歌った新世代ののスター。

後半はプロムス・チャイコフスキー・サイクルの最終回。楽章毎の拍手は相変わらずです。
アンコールは、ヴェルディともチャイコフスキーとも無縁の、ロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲の最終部。私の世代では“ろーん・れんじゃ~~”という印象。

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