ヒンデミット賞
音楽ネタ
毎年今頃はサントリーホール主催で現代音楽祭が開催されていますが、今年はホールが改修工事のために音楽祭もないようですね。
どうも寂しいと思いました。
ここでは芥川作曲賞の選考があり、毎年の話題です。それで思い当たりましたが、次のニュース。
ニュースとしては遅きに失した感がありますが、日本を代表する作曲家・藤倉大氏が、シュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭のパウル・ヒンデミット賞を受賞しました。
藤倉氏は芥川作曲賞の候補としても常連で、私もその作品をいくつか聴いたことがあります。どれもスリリングな展開を持つ力作でした。
私の印象では、海外での評価の割には日本で氏の作品が取り上げられる機会が少ないように感じますが、どうでしょうか。
8月16日にはこれを記念して、アンサンブル・インテグラールとナサン四重奏団が登場、ヒンデミットの第7弦楽四重奏曲と藤倉作品を2曲演奏しました。
一つは2005年の作品、弦楽四重奏のための「Another Place」、もう1曲は2007年の新作、「Time Unlocked」です。こちらはオーボエ、クラリネット、バスーン、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラのための六重奏曲ですね。いずれもリコルディから出版されています。
ところで松本のサイトウ・キネン・フェスティヴァルが開幕しました。先週の金曜日、8月24日には藤倉氏の Another Place が演奏されたそうですね。サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー、具体的にどなたかは判りませんが・・・。
実に良いタイミングでした。どなたか聴かれた方はおられませんか。
藤倉氏のホームページは以下。Another Place のサンプルも聴けます。
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