ミズディレクション、モンロヴィアを連覇

日曜日のアメリカ競馬はサンタ・アニタ競馬場のモンロヴィア・ステークス Monrovia S (芝GⅡ、4歳上牝、6.5ハロン)一鞍だけ。たった今入ってきた速報です。去年まではGⅢの芝短距離戦でしたが、今年からGⅡに格上げ、firm の馬場に1頭取り消しがあり5頭が出走してきました。
何と言っても注目は前年の覇者ミズディレクション Mizdirection で、去年のBCターフ・スプリントでは強烈な末脚を爆発させて牡馬を一蹴した豪脚牝馬。連覇が掛かったここでは、123ポンドのトップハンデにも拘わらず、4対5の大本命に支持されています。
スタートで先ず飛び出したのは2番人気(9対5)のキンドル Kindle 、スピードを遺憾なく発揮してゴール寸前まで粘ります。3番手からこのコース独特の下り坂で2番手に押し上げたミズディレクション、直線ではマイク・スミス騎手の左ムチ、続いて持ち替えた右ムチに応えてゴール手前でグイッと一伸び、キンドルを半馬身捉えていました。1馬身4分の3差で最低人気(29対1)のジヴィーヌ Givine が3着。
マイク・パイプ厩舎のミズディレクションは通算成績を13戦8勝2着4回3着1回とし、4着以下の無いほぼ完璧な戦績。獲得賞金も100万ドルを突破しました。

日曜日の話題をもう一つ。日本でも報道されていましたが、この日、名騎手ゲーリー・スティーヴンスがカムバックを果たしました。あと2ヶ月で50歳の誕生日を迎えるスティーヴンスは、2005年の11月を最後に引退(実は二度目の引退でしたが)していましたが、1月3日に現役復帰を宣言、今回はほぼ7年振りの実戦でした。
第3レースのアローワンス戦でジェブリカ Jebrica に騎乗、逃げ粘る作戦でしたが最後は差されて3着に終わったようです。名手の復帰でアメリカ競馬界にもまた一つ見所が加わったようです。

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