メルボルン響のプロムス初登場
このところ暫くプロムスは現地大英帝国のオーケストラが続いていましたが、19日は今年のテーマでもある世界のオーケストラ・シリーズの一環です。
南半球からオーストラリアのメルボルン交響楽団のプロムス初登場。メルボルン響と言えばかつて我が岩城宏之が「指揮者」を務めていたオケで、懐かしさも覚えました。
8月19日 ≪Prom 44≫
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
エルガー/チェロ協奏曲
~休憩~
ベルリオーズ/幻想交響曲
メルボルン交響楽団 Melbourne Symphony Orchestra
指揮/サー・アンドリュー・デイヴィス Sir Andrew Davis
チェロ/トルルス・モルク Truls Mork
同響はオーストラリア最古のオケで、プロムスの常連、今年のファースト・ナイトも振ったデイヴィスが首席指揮者でもあります。グッド・タイミングでの英国遠征でしょう。
ゲストということでプログラムは名曲が並びました。もちろんオープニングはシュトラウス生誕150年に合わせたもの。
次のエルガーはかつての盟主国イギリスに敬意を表したもの。モルクのアンコールも英国作品で、ブリテンの無伴奏チェロ組曲第2番から、第1楽章。
最後のベルリオーズ、繰り返しは全て省略していましたが、終楽章の鐘は舞台裏ではなく、舞台上で鳴らしているよう。ネット中継ですから断言は出来ませんが、本物の鐘3台を使っているようにも聴こえました。
オーケストラからもアンコールのプレゼント。豪州からのゲストに相応しく、オーストラリア出身でイギリスでも活躍したパーシー・グレインジャーの「ストランド街のヘンデル」管弦楽版。
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