２０１４ニューマーケット９月開催初日
昨日から３日間、今年もニューマーケット競馬場の９月開催が行われます。２年前から英国の秋競馬は再編が進んでいますが、未だ混乱があるようです。アスコットのチャンピオン・シリーズにビッグ・レースを集中される方向は変わりないようですが、ニューマーケットの９月開催と１０月開催はプログラムが定まらない印象。
去年は９月開催でＧⅠが３鞍組まれていましたが、今年は一鞍のみ。Ｇ戦の総数も７鞍から５鞍と減少しています。恐らく１０月開催に纏める意向と思われますが、安定するには未だ紆余曲折がありそうです。
ということで初日の昨日は、去年と同じくＧ戦は一鞍のみ。 good の馬場でサマーヴィル・トトソル・ステークス Somerville Tattersall S (ＧⅢ、２歳、７ハロン)が行われました。８頭立て。３対１の１番人気に推されたマブタガー Mubtaghaa は前走ヨークで６ハロンの一般戦に勝った馬ですが、その前はジュライ・ステークス(ＧⅡ)で８着。全体としてレヴェルの低いＧⅢと言わざるを得ません。
ブービー人気(１９対１)のマーカズ Markaz が逃げ、後方に待機したマブタガーも前を追って進出しましたが、同じく後方から進んだ２番人気(７対２)のマフトゥール Maftool の末脚が勝りました。逃げるマーカズを２馬身半捉えて優勝、マブタガーは更に２馬身半遅れの３着に終わっています。
勝ったマフトゥールはゴドルフィンの馬で、サイード・ビン・スロール厩舎、リチャード・ヒューズが騎乗していました。２戦目にポンテクラフトの６ハロンで初勝利、前走ケンプトンのサイレニア・ステークス(ＧⅢ)では２着だったハード・スパン Hard Spun 産駒。前走Ｇ戦初挑戦ではペースが上がった時に付いて行けない印象でしたが、今回は更に成長したレース内容。２０００ギニーには２０対１のオッズが出されています。
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