パット・スマーレン、年間100勝

日曜日のヨーロッパ競馬、イタリア(フェデリコ・テシオ賞)やドイツ(第130回ドイツ・セントレジャー)で注目のG戦が行われましたが、当競馬日記の対象はアイルランドのゴウラン競馬場で行われたG戦一鞍だけです。

good to firm 、所により good の馬場で行われたデニー・コーデル・フィリーズ・ステークス Denny Cordell Fillies S (GⅢ、3歳上牝、1マイル1ハロン110ヤード)は8頭立て。ここ7年で3歳馬が6頭勝っているレースということもあり、無敗の3歳馬ブローチ Brooch が11対8の1番人気に支持されていました。

同じく3歳馬で英国のベケット厩舎から参戦してきた3番人気(4対1)のルガルデ Regardez が逃げ、ブローチは2番手追走。最後の1ハロンで抜け出したブローチ、粘るルガルデに半馬身差を付けて人気に応えました。4番手から伸びたやはり英国調教馬(カール・バーク厩舎)で2番人気(11対4)のオデリズ Odeliz が1馬身4分の3馬身差で3着。3歳馬が強い傾向を実証した形です。
ブローチは、これが今年G戦15勝目となるデルモット・ウェルド師の管理馬で、これがシーズン100勝目の区切りとなるパット・スマーレン騎乗。スマーレンの100勝は初めてのことで、アイルランドで年間勝利が三桁に到達するのは容易なことではありません。
同馬は2歳時は出走せず、3歳になってからゴウランでデビュー勝ち。続く前走キラーニー競馬場のリステッド戦も連勝し、これで3戦無敗となりました。今シーズンはこれで終戦となりますが、陣営では来年はGⅠを狙えるまでに成長する器と見ています。今回破った英国馬2頭もG戦の常連、単なるGⅢ勝馬とはワケが違うようですね。

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